さつま通信

2011年4月30日土曜日

期日前投票箱の鍵は選管だけに管理させないことですね

花ひらく貞操帯
ご参考:
花ひらく貞操帯 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv13936/


 十字軍の時代に嫁さんや婚約者の浮気防止のために、貞操帯なるものが発明されたそうでございます。

 ある日十字軍の出征を命じられた兵士が妻に貞操帯をつけて旅立とうとしましたが、 「もし、自分が死んでしまったら、我妻は一生不自由な思いをすることになる。それではあまりにも可哀そうだ。」と思い、信頼できる友人にその鍵を預けることにしました。

「我が友よ、もし私が戦死したと言う報告があったら、妻にこの鍵を渡してくれないか。」

その友は答えました。

「なんて女房思いの優しい男なのだ、君は。君の無事と武運を心から祈ろう。」

 安心した兵士は十字軍の戦列に加わり、いざエルサレムへと行進して行きました。

 行進してしばらくしますとその十字軍の戦列を走って追ってきた男がおりました。その兵士が振り返ってみると、彼が信頼する友人でありました。

「我が友よ、私の身を心配して見送りに来てくれたのか。」

友人は怒って答えました。

「君!この鍵は違うじゃないか!」

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 と言うお話しのように、鍵を握ってしまうと、どうしてもその鍵を使ってみたくなるものだったりします。(^_^;)


 阿久根市の選挙の場合、市長リコールと市長選、議会リコールと市議選とありましたが、いずれも官民格差の是正がテーマの選挙です。

 官民格差の是正などされた場合、阿久根市の職員の給料も減りますし、他の自治体にも波及しますので阿久根市の職員組合だけでなく自治労も困ります。

 当日の投票分は箱の中身の票を改ざんするような時間はありませんが、期日前投票の場合は鍵さえ持っていれば票を改ざんする時間はいくらでもあるのですから、そりゃ開けて改ざんしたくもなるでしょうね。

 錠前を壊すようなことをすれば明らかに不正の痕が残ります。しかし、鍵を持ってて周りは職員ばかりの密室状態であれば、黙ってさえいれば不正の証拠はよほどのヘマをしない限り残ることはありません。

 (阿久根市では、錠前の封印が破られていたことがありました。ちなみに、封印の紙なんていくらでもつくれますから無意味。期日前投票の投票者数と投票用紙の数が合わないと言う事件もありました。)


 個人ではそのような不正を躊躇する職員も、組合や自治労からの圧力があったらやらざるを得ないでしょうね。


 ですから、期日前投票箱の鍵は選管だけに管理させるではなく、選管と、各派、または各候補者で管理するようにすべきだと思います。

 どちらかの派が選管と結託した場合でも、開かない錠前が残るわけですから、その期日前投票箱を開けるためには、箱をバラスか、錠前を壊すしかありません。

 明らかに証拠が残りますから、そのようなリスクを犯したい者はいませんから、組合や自治労も職員に「やれ!」と言えなくなるでしょう。


 つまり、期日前投票箱の鍵の問題をしっかりと改善しておけば、票の改ざんなどについては誰も不正をしようとしなくなるわけですから、そのほうが皆のためなのですな。

 鍵の保管の問題が条例で解決できるなら、速やかに改善すべきだと思います。


 すべきことをしないで、信頼できるはずが無い状態で阿久根市の選管の発表した数字を鵜呑みにして、「勝った!」「負けた!」と騒いでも無意味だと思いますが、いかがでしょうか?


 鍵の数を増やしたところで、その鍵の全てを選管が握っていれば、錠前が複数個ある貞操帯みたいなもんです。はい。

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