さつま通信

2011年4月16日土曜日

燃料電池の低コスト化へ大きな一歩、プラチナ触媒の650分の1の価格で同程度の発電効率を得られる新触媒

燃料電池の低コスト化へ大きな一歩、プラチナ触媒の650分の1の価格で同程度の発電効率を得られる新触媒 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20110323_cheap_new_catalyst_for_fuel_cell/

 2011.03.23の日付で、喜ばしいニュースが出てました。(^_^;) 

 原発が安全面でも経済面でもダメと言うことが分かった頃に、このようなニュースが出てくるのは天の配材かも知れませんね。

 水素やメタノールを燃料として発電する燃料電池は、携帯電話から自動車まで今後さまざまな用途への応用が期待されています。しかし、現在実用化されている多くの方式の燃料電池では、高い発電効率を得るためには電極触媒として非常に高価で希少な金属であるプラチナ(白金)を使う必要があり、実用化と普及への大きな障壁となっています。燃料電池の値段の4分の1はプラチナ代とも言われるそうです。
 燃料電池の電極に今までは高価なプラチナ(白金)を使わなければならなかったのですが、レアメタルですから燃料電池が非常に高くついていたのですな。

 それが、カーボンナノチューブと言う新技術で、非常に安く(1/650のコスト)代替品がつくられるようになったわけです。しかも、プラチナより性能が良いみたいです。

 ケース・ウェスタン・リザーブ大学の化学工学者Liming Dai教授らは、PDDA(ポリ塩化ジアリルジメチルアンモニウム)という強い電子求引性を持ったポリマーでコーティングすることにより帯電したカーボンナノチューブが、燃料電池の電極における還元反応の触媒としてプラチナと同程度の発電効率を発揮し、かつそれ以外の要素(触媒作用の持続性など)ではプラチナに勝るとすら言えることを発見しました。
 火力発電所より効率が良いと言われる燃料電池が各家庭用として供給できそうな感じになってきたのですな。


 燃料としてメタノールを使用する場合、バイオメタノールは触媒を使って植物の繊維から化学合成できる技術がすでにできあがっていますから、もうバイオマスだけで家庭の電気が賄える時代が近づいてきているのですな。

 石油が高騰すると言う理由で原子力しかないと思われていたわけですが、バイオマスが効率よく使えるようになりますと、もう原子力も不要の時代になってきます。


 もちろん、バイオマスだから限られた量であるわけですが、継続的な利用ができる範囲でライフスタイルを見直せば良いのです。

 石油を輸入する必要が無くなれば、あくせくと外貨を稼ぐために働く必要もなくなりますから、のんびりとしたライフスタイルを皆で楽しめば良いのですからね。(^_^;)

 そして、バイオマスが豊富な地方こそが豊かになれる時代になりそうです。

 金なんてエネルギーの裏づけがなかったら何の価値もありませんから、都会の金の価値は低下するでしょうね。豊かな自然こそが宝です。

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