さつま通信

2011年4月30日土曜日

期日前投票箱の鍵は選管だけに管理させないことですね

花ひらく貞操帯
ご参考:
花ひらく貞操帯 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv13936/


 十字軍の時代に嫁さんや婚約者の浮気防止のために、貞操帯なるものが発明されたそうでございます。

 ある日十字軍の出征を命じられた兵士が妻に貞操帯をつけて旅立とうとしましたが、 「もし、自分が死んでしまったら、我妻は一生不自由な思いをすることになる。それではあまりにも可哀そうだ。」と思い、信頼できる友人にその鍵を預けることにしました。

「我が友よ、もし私が戦死したと言う報告があったら、妻にこの鍵を渡してくれないか。」

その友は答えました。

「なんて女房思いの優しい男なのだ、君は。君の無事と武運を心から祈ろう。」

 安心した兵士は十字軍の戦列に加わり、いざエルサレムへと行進して行きました。

 行進してしばらくしますとその十字軍の戦列を走って追ってきた男がおりました。その兵士が振り返ってみると、彼が信頼する友人でありました。

「我が友よ、私の身を心配して見送りに来てくれたのか。」

友人は怒って答えました。

「君!この鍵は違うじゃないか!」

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 と言うお話しのように、鍵を握ってしまうと、どうしてもその鍵を使ってみたくなるものだったりします。(^_^;)


 阿久根市の選挙の場合、市長リコールと市長選、議会リコールと市議選とありましたが、いずれも官民格差の是正がテーマの選挙です。

 官民格差の是正などされた場合、阿久根市の職員の給料も減りますし、他の自治体にも波及しますので阿久根市の職員組合だけでなく自治労も困ります。

 当日の投票分は箱の中身の票を改ざんするような時間はありませんが、期日前投票の場合は鍵さえ持っていれば票を改ざんする時間はいくらでもあるのですから、そりゃ開けて改ざんしたくもなるでしょうね。

 錠前を壊すようなことをすれば明らかに不正の痕が残ります。しかし、鍵を持ってて周りは職員ばかりの密室状態であれば、黙ってさえいれば不正の証拠はよほどのヘマをしない限り残ることはありません。

 (阿久根市では、錠前の封印が破られていたことがありました。ちなみに、封印の紙なんていくらでもつくれますから無意味。期日前投票の投票者数と投票用紙の数が合わないと言う事件もありました。)


 個人ではそのような不正を躊躇する職員も、組合や自治労からの圧力があったらやらざるを得ないでしょうね。


 ですから、期日前投票箱の鍵は選管だけに管理させるではなく、選管と、各派、または各候補者で管理するようにすべきだと思います。

 どちらかの派が選管と結託した場合でも、開かない錠前が残るわけですから、その期日前投票箱を開けるためには、箱をバラスか、錠前を壊すしかありません。

 明らかに証拠が残りますから、そのようなリスクを犯したい者はいませんから、組合や自治労も職員に「やれ!」と言えなくなるでしょう。


 つまり、期日前投票箱の鍵の問題をしっかりと改善しておけば、票の改ざんなどについては誰も不正をしようとしなくなるわけですから、そのほうが皆のためなのですな。

 鍵の保管の問題が条例で解決できるなら、速やかに改善すべきだと思います。


 すべきことをしないで、信頼できるはずが無い状態で阿久根市の選管の発表した数字を鵜呑みにして、「勝った!」「負けた!」と騒いでも無意味だと思いますが、いかがでしょうか?


 鍵の数を増やしたところで、その鍵の全てを選管が握っていれば、錠前が複数個ある貞操帯みたいなもんです。はい。

2011年4月29日金曜日

警察も選挙については信用できません


 田中康夫はあまり好きでは無いのですが、志布志事件についてさっと紹介するのに都合が良いので、上の動画を貼り付けました。

 他の動画を観たいかたは、Youtubeの検索欄で「志布志事件」で探してみてください。

志布志事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/志布志事件

 d(・・。) この辺のことも知っておかなければ、阿久根市政については理解できません。

 政治がらみで、対抗勢力の政治家を潰すことの手伝いに警察が加担することもあるわけですからね。

 自治労鹿児島県本部と言う公務員の組織が、阿久根市の改革派を敵視してるわけですから、県政、国政の単位で阿久根市政の問題も考える必要があるのですな。


 さて、最近のニュースです。

公選法違反:県議選で飲食接待 容疑で2人逮捕 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110425ddlk46040511000c.html
 県警捜査2課などは24日までに、10日投開票の県議選南九州市区に立候補、当選した無所属新人、柚木茂樹氏(57)の後援会幹部2人を公選法違 反(供応買収、事前運動)容疑で逮捕した。2人は、元旧頴娃町議、浜田幸夫(64)と無職、松永正人(62)=いずれも同市頴娃町別府=の両容疑者。
逮捕容疑は、2人は共謀し告示前の2月上旬ごろ、同市内の飲食店で、知人の有権者十数人に、投票や票の取りまとめを依頼し、1人当たり数千円の飲食接待をした、とされる。同課は2人の認否を明らかにしていない。
 はっきり言って、こんなことはどこの市町村でもあったりすることなのですが、警察が動くことはマレだったりします。政治的なものが裏になければあまり動かないのでしょうね。

 ちなみに、南日本新聞はさっさとこの事件に関する記事を抹消していますが、何があったのやら?です。


 竹原さんの県議選の出馬の件で仙波さんを批判する人がいたりしますが、仙波さんが阿久根にいたことは、志布志事件のようなことを阿久根で起こらないようにするための警察への牽制になっていたと思うのですがね。

 志布志事件のようなことを知っていれば、仙波さんの評価もかわってくると思うのですがね。

 県議選挙でも、古賀さんの票を中村氏にまわすようなことを職労側がやっていなければ、実質勝っていたわけですから、そう間違った判断ではなかったと思うのですけどね。

 職労側の連中に言わせりゃ「法律的にどこが問題だ!」と言う話ですが、アンチ竹原であれば誰でも良いってのはおかしな話ですし、まさかそんな卑怯なことまですると想定できますかね?


 職労側の情報(マスコミ含む)に踊らされて、仙波さんを批判する人もいるみたいですが、もう少し考えてから発言していただきたいものです。職労側の連中を喜ばせるだけですんで。

阿久根市の選管の数字を信じるかたがた

 Twitterでは早いうちに紹介していたのですが、Googleドキュメントを利用して見やすい票をつくっていました。

阿久根市議選挙結果2011.4.24
http://bit.ly/iyJhFs

 下は、その画面の表の部分のハードコピーです。

クリックで拡大
 阿久根市の開票結果を最終の得票数で並べ替えてみました。その他、エピクテトスの悩みさんの表を参考にしてわかりやすくしています。

 改革派候補者は清浄な水色でわかりやすく塗りつぶしてあります。職労側が灰色なのは特に意味はありません。(^^ゞ


 表をよく観てみますと、阿久根市民や阿久根市政に関心のある方々には、おかしな結果になってると思います。

 マスコミは竹原恵美さんが票をとりすぎたからと職労側に都合の良いように説明してますが、改革派の元議員の票がこんなに減るかしらね?

 マスコミは竹原改革の求心力が減ったからと、またまた職労側に都合の良い言い訳をしていますが、じゃぁ、竹原恵美さんにも票は集まらないはずでは?

 マスコミの矛盾した解説を鵜呑みにして良いのでしょうかね?


 ちなみに、職労側は、先輩風吹かして職員からも嫌われていると言うような元議員と票が他の議員と同じように増えたらあまりにも不自然と言う牛之浜さん以外はけっこう増えています。

 彼らが、何か市民から賛同を得るようなことをしましたっけ?

阿久根市、現職市議が市議会リコール署名に異議申し立て計598件:|NetIB-NEWS|ネットアイビーニュース
http://www.data-max.co.jp/2011/02/post_13761.html
この一連の騒動は、市議会を問題視する市民の怒りの火に油を注いだ。なかには怒りを通りこしてあきれ果て、「なんで自分たちの首をしめるような行為をするのだろうか」といった冷ややかな声もあがっている。
 この辺の騒動に関わった連中がなぜか票が伸びているは不自然だと思うのですがね。それと、古賀さんの票を中村氏にまわすように指示した議員もね。

 不正なことに関わり、市民に唾を吐きかけるようなことをした議員の票が普通伸びますかね?


 マスコミは阿久根市の選管の出した数字が正しいと仮定したうえで、記事をつくっています。

 もちろん、彼らも阿久根市の選管が信用できないことは気付いていると思いますが、彼らも街宣右翼と同じようなもんで、商売で政治記事を書いているわけですからね。


 期日前投票箱ですが、きちんと職労側、改革派側、選管とそれぞれが鍵を用意してお互いに確認の上で施錠し、封印しましたか?

 Twitterのもと公務員のかたが言うには、複数ある鍵穴はそのように使うためのものらしいです。ソースは今のところわかりませんが、理にかなってますから、当然そのように利用するべきでしょうね。

 選管と職労側が結託しても、そこに鍵が1つは残るから期日前投票をいじくることができなくなるわけですからね。

 選管も拒否する理由は無いはずです。責任の分散のためにそうするわけですから。


 期日前投票と当日の票は、別々に集計し、その傾向を比較できるようにすべきだと思います。

 期日前の票と当日の票が極端に、傾向が異なる場合は「選管の職員が何かやったな」と言うことですから、期日前投票の票だけを無効にすることもできるわけです。


 不正ができないような仕組みをつくれば、阿久根市の選管もリスクを背負ってまで不正しようとは思わないでしょうが、不正がいくらでもできるような仕組みのもとなら、職労や自治労の圧力があればやらざるを得なくなるでしょうね。

 だから、不正ができない仕組みづくりは、阿久根市の選管の委員や職員のためでもあるのです。


 そう言う努力をしなければ、何回やっても選挙結果は職労側の都合の良いように操作されるでしょうね。

 もちろん、これは阿久根市に限られた問題ではありません。

 他の自治体においても、選挙の不正ができない仕組みづくりをすべきだと思います。

 いざ、自治労との闘いになってからでは、間に合わないわけですからね。

追記:
期日前投票なんてものは、本来ならやむを得ずするもの。
阿久根市では有線放送でお気軽に期日前投票をするよう勧めていたそうな。
お気軽に期日前投票をした方々は、職労側に票をくれに行ったようなもんだね。

追記2:
公職選挙法第66条2項
 開票管理者は、開票立会人とともに、当該選挙における各投票所及び期日前投票所の投票を開票区ごとに混同して、投票を点検しなければならない。

と言うことで、法律では混ぜなければならないようです。
法の趣旨としては個人のプライバシーを守るためでしょうが、期日前投票の数字があまりにも多ければ別々に集計してもプライバシーは守られると思うのですがね。

法律の改正はやっかいですから、とりあえず鍵の問題を早急に改善することですね。

3つ鍵をかけたところで、選管だけが鍵をもってりゃ無意味なのですから。

2011年4月25日月曜日

阿久根市議会議員選挙の結果が出ておりますが...

 阿久根市議会議員選挙の結果が昨夜出ております。

阿久根市は反竹原派過半数、竹原氏妹トップ当選 : ニュース : 統一地方選2011 : 地方選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110424-OYT1T00615.htm

 新聞各誌の記事を読んでみますと、竹原えみさんが竹原派の票を集め過ぎたことが敗因のような感じに書かれていますが、阿久根市の開票結果をよく見てみますと、なんかそれを言い訳にしてるような感じの開票結果になってるのですよね。

阿久根市議会議員選挙 開票結果
http://www.city.akune.kagoshima.jp/topic/senkyo.html

 後で、見やすく整理した開票結果をはりつけたいと思いますが、 阿久根市民の方々も疑問に思うような票の集まりかたになってます。

 マスコミは、今回の選挙結果を竹原えみさんの立候補が原因であるかのようにして、選挙結果を正当化し、ついでに竹原派の陣営を仲たがいさせたいのでしょうけど、自治労側の作戦に踊らされないように、皆様ご注意願いたいと思います。



 だいたい、阿久根市の選挙管理委員会は、はなから信用されていないわけですから、選挙結果をしっかりと分析してから次の行動を考えていただきたいと思います。

2011年4月24日日曜日

ちーっとばかりの知事・県議の給与削減と副知事への天下りですか

 県議選が終わりましたら、こんなニュースが並びましたとさ。(-_-#)

知事、県議らの給料・報酬を初の減額答申へ 鹿児島県審議会 : 南日本新聞エリアニュース
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=31377
 鹿児島県特別職報酬等審議会(宮廻甫允会長)は28日、伊藤祐一郎知事や県議ら特別職の給料・報酬を減額改定することを決めた。伊藤知事に近く答申する。知事給料の下げ幅は5.34%。特別職の給料・報酬の見直しで減額答申は初めて。
 ちーっとばかりの、知事給与やら議員給与の削減をするみたいです。

 答申案による給料・報酬額は、伊藤知事のカット前の131万円(実際の支給額98万2500円)が124万円、副知事と県議会議長の103万(同87万 5500円)が97万円、議員の82万円(同73万8000円)が78万円などとなる。新給料・報酬をもとに、さらに減額するかどうかはそれぞれの判断となる。
 普段は何をやってるかもわからんような県会議員が、4年に一度街宣車で騒音を撒き散らすだけで78万円以上の給与ですか、ほんと、ドロボーみたいなもんですな。

 ついでに、もと自治省のかたの副知事への天下りもあったようです。

鹿児島県副知事に総務省から丹下氏 岡積氏が退任へ : 南日本新聞エリアニュース
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30772
 鹿児島県の伊藤祐一郎知事は3日、2011年度の県幹部人事で、岡積常治副知事(63)が31日付で退任し、後任に総務省統計調査部長の丹下甲一氏 (54)を起用、同日付で退任する西山芳久代表監査委員(63)の後任に弓指博昭農政部長(60)を充てる方針を、県議会の会派代表者に伝えた。人事同意 議案は17日の県議会最終本会議に追加提案され、同意される見通し。副知事は、今回人事案が示された丹下氏と、09年4月に就任した山田裕章氏(62)の 二人となる。

丹下氏は京都府出身。東京大法学部を卒業後、1980年自治省(現総務省)入り。選挙部政治資金課長、内閣府公益認定等委員会事務局長などを歴任し現職。
  こりゃ、竹原さんが県議にでもなった日には伊藤知事や県議会議員の方々には不都合であったでしょうなぁ。
 ・・・( ̄  ̄;) うーん

 古賀さんもけっこう、言いたいことを言うかたみたいですから、中村県議のようなかたが都合が良かったのかも知れませんね。

 「古賀氏を捨て駒にしてやっと勝てた中村県議」みたいなこともやってしまうはずですわ。

職労側候補者は動画撮影させないと思うよ 毎日新聞さん

 竹原さんの さるさる日記の次の記事の件で....、

■2011/04/23 (土) 市議会議員選挙戦・街頭演説 - さるさる日記-住民至上主義
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=521727&log=20110423
件名: 2011年4月 22日, 阿久根市市議会議員選挙戦・街頭演説
http://www.youtube.com/watch?v=yPgBCwjpW4U&feature=channel_video_title

件名: 2011年4月 23日, 阿久根市市議会議員選挙戦・竹原改革の継承候補
http://www.youtube.com/watch?v=rMxkrnpNmYY&feature=channel_video_title

 毎日新聞がバカ騒ぎしています。(ノ_-;)ハア…

阿久根市議選:竹原派候補者の演説、動画サイトに投稿 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110424k0000m040084000c.html
24日に投開票される鹿児島県阿久根市の出直し市議選で、竹原信一前市長(52)を支持する候補者の選挙演説の様子を撮影した動画が23日、イン ターネット上の動画サイトに投稿された。告示後にネットに動画などを流すことは公職選挙法が禁じた「文書図画の頒布」にあたるとされており、市選管は「誰 がどんな趣旨で投稿したのか確認できておらず、県選管と協議して対応したい」としている。
23日午後7時までに10分前後の動画が2本投稿され、選挙用のたすきをかけた複数の候補の街頭演説や、竹原氏の応援演説の模様などを収めている。【村尾哲】
 たぶん、毎日新聞はTwitterのアンチ竹原のkodaken氏のようなことを言いたいのでしょうね。

Twitter / こだまけんたろう: 阿久根市のような田舎だと投稿者はかなり限定される。尖 ...
https://twitter.com/kodaken/status/61911151407149056
阿久根市のような田舎だと投稿者はかなり限定される。尖閣諸島ビデオより投稿者特定ははるかに容易なはず。あきらかな確信犯なので選管も警察もうやむやにしないできちんと対応してほしい http://bit.ly/idr4hf 阿久根市議選:竹原派候補者の演説、動画サイトに投稿
 今度の市議会議員選挙でも、全国から竹原さんの改革に賛同するかたがた来られてますんで、別に阿久根市民に限られたことでもないのですがね。

 基本的に勝手に応援してる方々が多いので、動画もその応援者の意思で撮影され、Youtubeにアップロードされたもののはずですから、選管がごちゃごちゃ言うような問題ではないと思われます。

 公平と言う問題もあるかも知れませんが、職労側の候補者は全国的には自分たちの顔や主張を伝えたくないから、まず撮影を拒むでしょうし、つまんない話をアップする意味もありませんから、その辺は職労側候補者の政治家としての資質の問題になりますね。

 そう言う事情は他の新聞社の記者は理解されてますんで、 他の新聞社は記事になってません。

 毎日新聞の記者もそう言う事情は知ってると思うのですが、まぁ知らなかったと言うことにしておきましょうかね?

 だいたい、阿久根市の問題に限らず過去に色んなデマ記事を書いた毎日新聞に公平とか公正とかを問う資格は無いと思うのですがね。

一例:
毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki - トップページ
http://www9.atwiki.jp/mainichiwaiwai/

2011年4月23日土曜日

薪や枯れ竹を燃料とする事業や施設をつくることも必要かも

 「放置された竹林を管理しながらまちづくり」に関連する記事です。


 枯れ竹を割ったものは、風呂の燃料としては最適だったりします。(^_^;)

 最近の薪風呂は昔の五右衛門風呂と違って効率が良くなりましたので、薪を使わなくても少量の竹だけで沸かせたりたりするのですが、薪の風呂自体が少なくなりましたので話になりません。

 貧しい時代は、竹は高価だから焚きつけの時などに使うものだったのですがね。 (-_-;)

 でも、逆に竹や薪を燃料として利用する施設みたいなものを運営したりすれば、竹や薪は買わなくても手に入るわけですんで、そう言うことを考えるのも大事かも知れませんね。


 しかし、都会じゃわざわざ、ストーブの焚きつけ用に竹を買うひともいるみたいです。
 ・・・( ̄  ̄;) うーん

ストーブ焚きつけ用モウソウ竹 四国防災
http://www.sindo7.jp/SHOP/maki002.html


 しかし、「四国防災」さんのホームページは、「こんな商売もあるのだな...」となかなか笑えますので、必読です。 (^_^;)

 でも、なんか買いたくなるような上手いやりかたなのですよね...。
 o(゜^ ゜)ウーン


 さて、話をもとに戻しまして、アホなお役所の運営するキャンプ場などは、燃料として炭を出してくれたりしますが、焚きつけなどはくれません。

 わけのわからんキャンプ客は、炭に直接火をつけようとして、ライターで長時間あぶり続けるようなことをしてたりします。
 (~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ...

 気をきかして、新聞紙と枯れ竹の割ったやつでも炭と一緒にあげれば、そんなキャンプ客もいなくなると思うのですが、どうもお役所の方々はそこまで気が回らないようです。(-_-;)


 ずれた話をまた軌道修正いたします。(^_^;)

 キャンプ場や木賃宿みたいな事業や、青少年の野外体験の仕事などを行えば、枯れ竹や薪が活かせることになります。

 斧やチェーンソーを慣れない者に使わせるのは大変ですが、鉈や薪割り機で薪にできる程度の長さに、あらかじめ丸太や枯れ竹を切っておけば、それから薪や焚きつけをつくるのはそう難しいことではありませんから、良い実習になると思いますし、楽しみにもなると思うのですな。

 そこで薪つくりに興味をもってもらえたら、チェーンソーで丸太をカットなどの次の段階に移行すれば良いわけです。

 枯れ竹は処分に困るほどにありますし、薪となる木も間伐の手伝いでもすれば手に入りますし、建築廃材などもあります。

 鶴田ダムのほうに行きますと、処分に困ってる流木もあったりしますから、いくらでも手に入るのですな。(^_^;)


 ガスや電気などに比べりゃ、薪は竹は不便ですが、不便を楽しむことを学ぶことも大事なわけなんで、そう言うことを学ぶ場をつくれば、薪や竹はいくらでも需要がありそうです。

汚染土壌浄化「ヒマワリ作戦」…復興の象徴にも

汚染土壌浄化「ヒマワリ作戦」…復興の象徴にも : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110422-OYT1T00602.htm
 福島第一原子力発電所事故で汚染した土壌の放射性物質をヒマワリに吸収させ、細菌で少量化する計画を、宇宙航空研究開発機構の山下雅道専任教授ら宇宙農業に取り組む研究者有志が進めている。
 ヒマワリを復興の象徴にと、福島県内でヒマワリを栽培してくれる参加者も募っている。
  ヒマワリの吸収した放射性物質をどう処理するかと言う問題があったのですが、それもなんとかなりそうです。

 収穫したヒマワリは、焼却処分すると煙が出て放射性物質が拡散する恐れがあるため、堆肥作りに利用されている「高温好気堆肥菌」でヒマワリを分解させる計画だ。この菌による分解で、ヒマワリの体積は1%程度になり、放射性廃棄物の量を減らすことができる。
 こう言う明るいニュースは、新聞のトップで紹介していただきたいものですが、なかなかそうもいかないのでしょうかね。

 でも、福島原発の被災者のかたがたには希望の光となるでしょう。良い記事をありがとうございます。

放置された竹林を管理しながらまちづくり

 アートの仕事の合間に竹林の管理の仕事を考えているのですが、筍(タケノコ)のシーズンに竹を切るのも難なので、現在はちょっと別の仕事をしております。

 ありがたいことに、北薩方面をぐるぐると調査してまわる仕事が入ったので、竹林の状況などもついでに観て回ってます。(^_^;)


 筍の水煮の業者のところに筍を売ってるようなところは、森林環境税を利用したりしてけっこうきっちり整備されてますのであまり用はありません。

 けっきょくは放置された竹林を管理していくような感じになるのですが、継続的な竹林の利用のために竹林の整備をするなら、NPOみたいな感じで竹林の管理の仕事をまちづくりなどの事業の資金源とするようなやり方を考える必要がありそうです。

 単発的に竹山の竹を切って稼ごうと言う感じだと、枯れ竹などが竹林に野積された状態で置いてありますので、あまり片付いた感じがしませんし、後々に竹林の作業の支障となるのですな。


 ちなみに、青竹は利用価値が高いので売りようもあるのですが、枯れ竹があまり利用価値がありませんので、金にならないから竹林に野積となるわけです。

 業者によっては、土留めみたいな感じで使われていたりしますが、竹自体が腐りやすく、腐れば脆いのであまり土留めには適しているとは思えません。


 継続的な利用を考えている団体は、ウッドチッパーを利用して枯れ竹をチップ化して竹林内にバラまき、堆肥やマルチとして利用していますが、そのためには竹林内に自走式のウッドチッパーが通れるような林道をつくる必要があるのですな。

送電工事でも愛用されてる「力丸」くん
Honda|運搬機
http://www.honda.co.jp/carrier/

 上の写真のような運搬車が通れるような林道で良いので、重機などは特に必要としないのですが、継続的に竹林の利用を考えなければ林道つくりなんてやれるもんじゃありません。

 青竹を間伐してそれを売って稼ぐことと、筍を売って稼ぐこととセットで考えますと長期的には林道つくりもペイするのですけどね。

 その後の青竹の間伐と筍の収穫の作業がずっと楽になりますんで。(^_^;)


 孟宗竹の竹林は、筍の水煮の需要があるからかけっこう整備されていましたが、細い竹の竹林はほとんど手付かずのところが多かったように思います。

 でも、そのような細い竹はウッドチッパーの負担も少ないはずですんで、竹チップの形で需要があればどんどんチップ化して竹林から持ち出せば良いと思います。

 その辺の利用の仕方も今後考えて行きたいと思います。

以下、ご参考

竹の伐採方法
http://www2u.biglobe.ne.jp/~waroh/zohki-2/take-2.htm

写真で見る毎日新聞の現状

 毎日新聞の4月22日のぶんに、こんな記事がありました。

統一地方選:「竹原流の是非」で対立/尾を引く前市長の幻影/市民に厭戦気分も/阿久根市議選 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/seibu/news/20110422sog00m010008000c.html

 相変わらずのクソ記事ですんで、記事の文章についてはパスしますが、ちょっと興味深いものがありました。

 なぜか、同じ記事をYahooニュースで調べてみますと、

<統一地方選>「竹原流の是非」で対立/尾を引く前市長の幻影  阿久根市議選 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000015-maiall-soci

 こんな、特集のリンク先がありました。

写真で見る阿久根市政 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/akune/index.html?inb=yt


 トップページの写真から、よほど竹原さんに対して恨みを抱いていることがわかります。

 まともな新聞社なら、こんな写真の特集記事なんか組まないと思うのですがね。


 特集のタイトルから、出直し市長選の時の選挙妨害のための、西平よしまさ応援ブログのタイトルを思い出すかたもあるかも知れませんね。

写真で見る阿久根市の現状ー独裁政治の悲劇ー
http://d.hatena.ne.jp/akune_genjo/

 ちなみに、阿久根のアート事業を嘲笑するための動画も同様のタイトルで統一されています。

YouTube - 写真で見る阿久根市の現状
http://www.youtube.com/watch?v=fIU0Wc0M210

 d(・・。) わざと陰湿なBGMをつけて、阿久根市のアート事業を問題視するように仕向けてるのですが、ミュート(消音)しますと「なにが問題なの? 」と言う感じの動画になります。

 ただ、カメラマンが陰湿なものですから、写真も陰湿な感じになってますけどね。

 阿久根のアートの問題をご存知のかたがつくってくださった動画がこちら、



 実際に歩いて観れば楽しいアートですので、今でも多くの方々の楽しみになってます。(ちなみに著作権に関する苦情もその後まったくありません。)

 同じ、阿久根のアートを題材にしても、西平よしまさ氏を支持する側は、どうも陰湿にとらえる傾向があるようですな。

 ちなみに、西平よしまさ応援ブログの「写真で見る阿久根市の現状ー独裁政治の悲劇ー」の記事と同じタイミングで、真っ先に阿久根のアートの取材にきたのも、毎日新聞系列のTBSでした。

 そして、南日本新聞もMBCも毎日新聞系列です。ちなみに、双方ともに竹原さんに取材禁止にされました。なぜかは、阿久根市のかたもそうですが、鹿児島県の多くの方々がご存知のところです。

 と言うことで、竹原氏に恨みを抱いている新聞記者が「写真で見る...」シリーズに関わっているのではないかと思う次第です。

 「同じ話を聞いても趣旨を理解できない毎日新聞の記者」で紹介したような記者が関わっているとしたら、どう考えても逆恨みでしかないのですよね。

 もし、そうだとしましたら、毎日新聞グループ全体の品位を貶めていると思うのですがいかがなものでしょうか?

 阿久根市職員労働組合の側が竹原さんを敵視しているのは、自分たちが市民に隠していた事実を竹原さんが表に出してしまったからなのですが、これだって完全な逆恨みです。

 どうも、逆恨みする体質の方々が、アンチ竹原であるようですね。

 少なくとも、阿久根市民のことを考えての言動でないことは確かです。

2011年4月20日水曜日

ぴよぴよPiiyo


 以前、私の過去のブログで紹介した上の写真のクルマの記事を観た読者のかたから、「可愛いので欲しい」と言うことで、阿久根市の総務課を通じて私のほうにお問い合わせの電話がありました。

 総務課の担当者さん、ご苦労様です。(*^-^)ゞ

 検索で調べても見つからないと言うことでしたが、たぶん「キーワード」がちょっと違っていたのかも知れません。
 記憶をたどって、調べてみたらありました。(^^♪

ぴよぴよPiiyo シリーズ - RED ZONE [オフィシャルサイト]
http://redzone.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=519687&csid=0

 トップページは、ρ(・・。) こちらです。

RED ZONE [オフィシャルサイト]
http://redzone.shop-pro.jp/

 現在では、乗用車タイプの型のものはつくっていないみたいで、トラック型だけしか扱っていないみたいですね。

 それでも、キャビン内にちょっとした手荷物ぐらいはおくスペースがあったはずですので、そう不自由はしないと思います。

 動画もありましたんで、ついでに貼っておきますね。(^_^;)


 とりあえず、これで「ぴよぴよPiiyo」の紹介を終わります。

 お問い合わせされたかた、連絡先はホームページの中に記載されてますんで、そちらによろしくお願いします。(^_^;)

 3輪車以外に面白い乗り物が紹介されてますんで、ホームページの他の製品もご確認ください。

 見てるだけで楽しくなりますよ。(^^♪

阿久根市議会議員選挙ポスター

 ちょっと調査の仕事で阿久根市内を通ることがありましたので、ついでに市議選のポスターの掲示板を撮影してまいりました。(^_^;)



 ポスターの枚数どおりに、最終的に24人の立候補だったようです。

 「古賀氏を捨て駒にしてやっと勝てた中村県議」の記事で、朝日新聞が古賀さんの票が中村氏にまわされたことをバラしてくれましたが、またなんか姑息なことをしてるようです。

asahi.com:阿久根市議選アンケート 上-マイタウン鹿児島
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001104180002

24日投開票される阿久根市の出直し市議選は元職13人、新顔11人の計24人が立候補した。竹原信一前市長派、反竹原氏派がそれぞれ11人、「中立 派」を宣言する2人という構図だ。朝日新聞社は候補者全員にアンケートを実施し、全員から回答を得た。回答を踏まえて改めて聞いた答えも含め、2回にわたり分析する。
 アンケートで世論の誘導なんてのは、新聞がよくやることなんですけどね。記者の考えではなく、市民の考えと言うデマ記事を書くためにね。

反竹原氏派は元職9人、新顔2人。動機は微妙に異なる。このうち「市政の混乱の収拾」と答えた人は7人。ほかは「地域の活性化を図る」「高齢化に対応し福祉を充実させたい」「失業者の雇用確保、景気対策が必要だから」などと記した。
雇用対策を挙げた元職も思いは混乱の収拾を挙げた7人と同じだ。「地域振興策が議論されてこなかったこの2年余が異常だった。腰を据えた議論をする前提が、市政の混乱の収拾だと思う」と指摘する。
 雇用の確保と言っても、アンチ竹原氏の側が具体的に何か動いたと言うことは耳にしたことがありません。

 できもしない「企業の誘致」など口先ばかりで語っていては、話にならないと思うのですけどね。

 阿久根高校の跡地を利用した、ヨコミネ式保育士の養成所の事業は全国から阿久根市が注目され、阿久根市に雇用の需要が発生するような経済対策であったのですが、それに関連する放課後こども教室の事業の妨害をしたのも、アンチ竹原の議員と西平よしまさ新市長でしたね。

 所詮は、阿久根市職員労働組合の飼い犬のような連中は、飼い主と同じで口先だけなんです。

反竹原氏派は「あれは改革でなく破壊」「賞与カットなどでできた財源を何に使うかを前市長は示さなかった」「説明もせず議会に出席しなかったことは首長の資質を欠く」などと元職、新顔ともに手厳しい見方をしている。
  賞与カットした分は、固定資産税の減額の財源などに使用されたことは、市外在住の私でも知っていることですし、何でも反対で議会に参加しても妨害だけしかしないような阿久根市職員労働組合の犬が多数を占めるような議会では、参加しても時間の無駄であったことは、マスコミの情報に振り回されない方々には、全国的に認識されています。

 もちろん、阿久根市民もそう判断したから議会リコールが成立したわけなんですけどね。

 その議会リコールの署名を議員と言う権力を乱用して、署名者に圧力をかけて取り消し工作を図ったのも、アンチ竹原の阿久根市職員労働組合の飼い犬の議員たちではありませんでしたかね?

 朝日新聞の記者も、私が指摘したようなことはご存知だと思うのですが、何ゆえにそのようなことを報道されないのでしょうかね?

 朝日新聞の阿久根市政の報道姿勢はいつ改められるのでしょうかね?

2011年4月18日月曜日

おいしい広場「にぎり一丁」さんの追加のウォールアート

 おいしい広場「にぎり一丁」さんの追加のウォールアートの写メールが届きましたので紹介いたします。


 けっこう広い壁が空いていましたので、そこにウォールアートが入りました。 (^^♪

 あと、追加でこんな写真も。



 写真が小さいので以前紹介した写真とどこが違うのかよくわかりませんが。。。o(゜^ ゜)ウーン

 とりあえず、西日本水産観光さんの仕事は昨日でお終いと言うことでした、次の現場はまだナイショ。(^_^;)

 写メールがまた来たら紹介をしたいと思います。

第3章010:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

 西海岸近くの速射砲陣地で青山辰也少尉は微かな潮騒の音に耳を傾けていた。

 入営前、婚約者の亜季子と都内で一日過ごしたあとで夕暮れに立ち寄った目黒不動尊の境内。

 あの日の二人は意識して戦争にも軍隊にもふれないようにしていた。二人とも、長引く支那大陸での戦いで亡くした身内がいたし、我が身に迫った別離にはなるべくよそよそしい態度を取りたかった。まるでそうすることで、戦場へと続いていく目の前の現実から少しでも遠ざかれるかのように。

 この非常時に非国民が!と言わんばかりの刺すような視線には何度もぶつかったが二人は意に介さずに歩き続けた。この「今」は宝石のような時なのだから一分一秒も無駄にしたくなかった。

 時計に目を落とすことを意識して避けた一日だったが、それでも駆け足で夕暮れはやってきた。

「辰也さん 去年の夏に行った滝を覚えてる?」亜季子は見上げるようにして突然言った。

「うん 耳元で歌ってくれたね」

 あの時は奥多摩へ出かけ、二人で深い緑色に染まった湖面を見つめながら滝の音を聴いて一日を過ごしたのだった。

 木製のベンチで寄り添って座り、辰也はアーサー王伝説をゆっくりと話して聞かせた。エクスカリバーを抱いて湖面へと浮かび上がってきた妖精の美しさとアーサー王の数奇な運命とその最後を。

 頭を肩にもたれさせて聞いていた亜季子は、湖面を指さして言った。

「あの深みから妖精が浮かんできたら、エクスカリバーを私にくれるかしら?辰也さんが無事でいられる魔法をかけてあげたいから」

「魔法がなくても僕は大丈夫だよ。亜季子を連れてヨーロッパへ行く約束があるから果たさないといけないし」

「ケルトの文学を研究したいんでしょう?」

「うん アイルランドのトリニティカレッジにも行ってみたいんだ」

「アイルランドは敵じゃないの?」

「いや 日本の敵じゃない。イギリスに700年も支配されてきた国でね、もしもインドの位置にアイルランドがあったら日本と一緒にイギリスと戦ったかもしれないよ」

「アメリカもイギリスも辰也さんと同じキリスト教徒の国なのにね。なんで憎みあうのかしら?」彼女は下唇を噛みしめ、その日初めて時計に視線を落とした。

「ナチスドイツとイギリスやアメリカもそうだよ 互いに同じ神に祈りながら戦ってる」

「人間には計り知れないところがあるのかもしれないね」辰也は静かに続けた。

 東京の空を紅く染めていた夕日が落ちようとしている。見上げた二人は不意に沈んでゆく太陽をもう一度呼び戻したい気持ちに強く捉えられた。もう一度 できることなら二人の一日を呼び戻したい。

「亜季子 あの歌 もう一度歌ってくれないか?」

「夢に出てきたんでしょう?亜季子が見た夢に。鐘の周りを小僧さん達が回ってて、亜季子はその時代に生きていた遠い記憶がよみがえってきたって言ったよね」

 辰也は優しく亜季子の手を取ると軽く振りながらそっと唇に押し当てた。そのまま木の柵に腰を下ろすと彼女は瞳を閉じて歌った。「三十三間堂は燃えてしまった・・・」

 美しく心細げで、それでいて心の奥深いところにある襞を愛撫しながら滑り込んでくるような声だった。
 
 沸き上がってくる郷愁と悲哀と、断ち切らねばならない未来への願いが明滅しながら二人の胸を引き裂くように思えて彼は強く彼女を抱きしめた。二度と離したくないと思い、このままひとつになって戦いが猛り狂うこの世界から飛び去りたい気がした。

 二人は現実の前で無力だった。別離に立ち向かうどんな術も持たなかった。

「どうにかして」彼女は絞り出すように言った。

「辰也さんだけは戦争に行かなくてすむようにできないかしら?」

「他の人は戦うのにかい?」

「二度と会えないかもしれないのよ! 私達だけでどこかに逃げられないかしら?」

「男のすることじゃない!」

 語気を強めてから彼女の頬が濡れているのに気づくと彼は優しく手の甲で涙を拭った。

「戦える者が前に出て防がないと亜季子の盾に誰がなるの?僕は亜季子のために生きたいし亜季子のために命を賭けたい。肉親と郷土を守りたいんだよ。国民が勇気を振るって最後まで戦い抜くことが、天皇陛下の御心に添い悠久の大義に生きることだと信じてる」

「亜季子への愛と日本への愛は僕の中で一直線につながってるんだよ。恋い焦がれる気持ちはひとつ 命を投げ出す値打ちがあるもの」

 艶やかな彼女の髪に唇を押し当てながら辰也は自分に言い聞かせるように囁いた。

2011年4月17日日曜日

福島原発事故の土壌浄化 「チェルノブイリ救援・中部」が協力へ

信濃毎日新聞[信毎web] 福島原発事故の土壌浄化 「チェルノブイリ救援・中部」が協力へhttp://www.shinmai.co.jp/news/20110417/KT110416SJI090001000022.htm
 県内など中部地方の住民有志らでつくるNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」(事務局・名古屋市)が、福島第1原発事故で放射性物質が広がった福島県 内で農地の「浄化」に協力する。1986(昭和61)年に原発事故があったウクライナで菜の花の栽培による土壌浄化を目指す実験を進めており、成果や課題 を生かす狙い。理事の原富男さん(58)=上伊那郡南箕輪村=ら6人が18日から4日間、福島県内を現地視察する。
  こう言うニュースが目立たないのが、日本のマスコミの情けないところです。(-_-;)

 でも、福島の被災地の土壌の浄化の話が進み出したのはありがたい話です。(^_^;)

 植物はカリウムやカルシウムを吸収する際、性質の似た放射性物質のセシウムやストロンチウムも吸収する。この性質を利用し、同NPO法人は2007年か ら、ウクライナの畑で現地の大学などと協力して菜の花を栽培。菜種油を搾ってバイオディーゼル燃料を作り、放射性物質の減った畑で小麦などを収穫する実験 を進めている。

その実験では、放射性物質を成長過程で吸収した菜の花で作った菜種油でもセシウムなどが検出されず、安全に利用できることも分かった。
 放射能を吸い上げてつくった植物のタネでディーゼル燃料をつくったら、放射能をばらまくことにならないか?と言う人もたまにいますが、タネには放射能成分は入っていかないようです。

 と言うことで、タネ以外の部分を放射性廃棄物として処理すれば土壌の浄化につながるわけですな。 

 どうも政治利権の絡みか、重機を使って表層土を廃棄処分するような話が出ていたりしていますが、ヒマワリや菜の花の話が広がっていけば、そのような無駄なことを阻止することができるかも知れません。

 有志の方々で、ヒマワリと菜の花の情報を拡散していただきたいと思います。

竹原・元市長を不起訴へ 告示後ブログ、与野党合意を考慮

竹原・元市長を不起訴へ 告示後ブログ、与野党合意を考慮 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110414/trl11041409470002-n1.htm

 鹿児島県阿久根市の竹原信一元市長(52)に対する公職選挙法違反や労働基準法違反など計4罪の告発について、鹿児島地検が竹原氏を不起訴処分とする方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。

 自治労側を応援するような内容のつまらない記事は繰り返し出すのに、こう言うことはマスコミはあまり出さないのですよね。

 しかも、県議選が終わってから地検も発表するのですから、なんだかなぁと。

 腹が立ちますんで、マスコミがまたあまり出したくない記事を紹介しておきますね。

鹿児島県議選買収無罪事件:国賠訴訟 国が調書など検察資料提出 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110417ddm041040106000c.html
03年の鹿児島県議選買収無罪(志布志)事件の国家賠償請求訴訟を巡り、原告弁護団は15日、鹿児島地裁が国と県に捜査記録の提出を任意で要請する「文 書送付嘱託」に基づき、国が供述調書などの検察資料を提出したことを明らかにした。公判で否認に転じた6人の自白調書も含まれており、事件の詳細な経緯の 一部が明らかになる可能性がある。

 鹿児島県の警察と検察は、県議選がらみで過去に志布志事件と言う問題を起していたのですが、これから志布志事件の解明が始まりそうです。

 4月14日と4月17日にこのようなニュースが出るのには、それなりの理由があるみたいですね。

 どうも某政治家の対抗勢力の政治家を潰すようなことに警察や地検が関わったような話です。興味のあるかたは調べてみてください。

 しかし、いい加減にブログの問題もきちんと法律で定めるべきだと思います。

 ブログを議員や候補者に義務付けて、金のかかる街宣車などの政治活動を一切禁止にすれば良いと思うのですね。

 インターネット環境の無い人たちのためには、公民館などでインターネット環境を提供して、誰でも利用できるようにすれば良いし、ブログを印刷したものを市民が閲覧できるようにしても良いわけです。

 金のかからない選挙ができますから、供託金なども廃止にすれば、より多くの人達が政治に参加しやすくなると思うのですけどね。

オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする


asahi.com(朝日新聞社):生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 - サイエンス
http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html
藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許 を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。
 d(・・。) こちら以前紹介した去年の12月15日のニュースです。

 WIRED VISION と言うニュースサイトで特集が組まれていたので紹介いたしますね。

オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(1) | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201102/201102251301.html

オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(2) | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201102/201102251302.html

オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(3) | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201102/201102251303.html

オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(4) | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201102/201102251304.html


 福島原発の事故で、原子力発電の安全性が否定され、その経済性の悪さも指摘されている今こそ、このような情報を拡散すべきだと思います。

 本来なら国がこのようなことに注目すべきなのですが、欲ボケした官僚や政治家はこのような情報には今まで無頓着であったわけですから、ボトムアップで地方から声をあげるべきだと思うのですよね。


 特に阿久根市なんかは、海があるところなわけですから、水産業の振興としてこのような事業も提言すべきだと思うのですな。

 とにかく実用性があるかどうかを確かめることも大事なことです。それだけで、沿海部の市町村は夢がもてるでしょうし、実用性があるとなれば沿海部の市町村の財源となる事業になります。

 今度の市議選挙でこのような夢も語っていただきたいものです。

第3章009:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

「もうアメリカと戦争になって3年目ね」

「ずいぶん旗色が悪いんじゃないの?」美奈子は続けた。昭和十九年の春が行こうとしていた。

 出会った初めての夜にバーを出てから立ち寄った飯店で、最後の夕食を取り終えて二人は向かい合っていた。出発が明日に迫っていた。

「美奈子 内地へ帰る準備は終わった?」

「うん あんなに毎日みたいに言われたんだもん。いとしの少佐殿は戦争が終わったら末永く一緒に暮らそうと言ってくださるし」彼女は口調を変えておどけてみせた。

「もう内地の桜は終わったかな?」

「日本は南北に長いのよ まだこれからって土地もあるわ」

「軍律違反だが」と、彼は言葉をいったん切ってから彼女を見つめた。「明日はフィリピン経由でパラオ方面へ向かうんだ」言い終えると大きく息をついた。

「アメリカが相手だよ」

「パラオってきっと暑い島だよね?」

「そうらしい」

「押し寄せてくるのね?」

「ウンザリするほどの大軍だろうな フィリピンを奪い返すためにあいつらも必死さ」

「大丈夫なんでしょう?」

「たくさんの飛行機と船が厄介だよ」

「どういうこと?」

「島の周囲の海と空を奴らにすべて支配されるはずだ」

「連合艦隊が来てくれるんじゃないの?」

「そう願いたいが」少佐は言葉を切った。

「もし来ても島に近づけないだろう 戦が終わるまでは」

「きっと勝てるよね 追っ払わないと!」

「ああ もちろん! 美奈子を護らないとね」

 鉄が豪雨のように降り注ぐ間は、ひたすら地面に潜っているしかない。

 砲爆撃が止めば海岸へ大軍が殺到してくる。砂浜にひしめく第一陣へ砲火を思い切り浴びせかけたら、あとは後退して地下陣地や洞窟陣地で持久戦闘をやるしかない。弾薬と糧食の補給はもちろんのこと、医薬品の確保や武器の修理もままならなくなるだろう。戦車と重火器を大量に陸揚げされて橋頭堡を築かれれば小銃と手榴弾や擲弾筒だけでの阻止は不可能に近くなってくる。艦砲射撃と空爆によって我が方の重火器は早期に潰されてしまうはずだ。その後は・・・追いつめられての小人数での斬り込みを極力反復しながら、一日でも二日でも、敵がフィリピンや沖縄へ、そして内地へ上がるのを遅らせるしかない。生きては帰れない最後の戦いだ。美奈子 美奈子 おまえにそう伝えられるはずもない。この街でおまえにめぐりあえて俺は心から幸福だった。生きてくれ 俺の残りの命をあげよう 俺にもう一度 人を愛する気持ちを思い出させてくれてありがとう。

「じゃあ 明日でひとまずお別れだね 武勇伝 たーくさん聞かせてね 美奈子 楽しみに待ってるよ」屈託のない笑顔でそう言いながら彼女はコバルトブルーのハンカチを差し出した。

「千人分以上の想いを込めたからね アメ公の弾なんか絶対に当たらないよ」

 広げると中央の黄色い円の刺繍の中に「継志」という文字が赤い糸で縫い取りしてあった。それは日の丸に似たデザインだった。

「海に月だね 百人力だな 大切にするよ」少佐は微笑んで丁寧にたたむと軍服の内ポケットにしまった。

「東京へ帰って落ち着いたら、頼んだ品を実家へ届けてくれ。二人の写真も手紙も送ってあるし、好敵手の妹とも婚約者としてご対面だよ」

「うん 家財道具も選んどくから」

 生き生きとした瞳に涙はなかったが、彼女の口元を狂おしさの影が一瞬かすめ、青い煙を引くプレーヤーズを挟んだ細い指先が細かく震えた。

 少佐はふと、敵に内通していた確証をつかんだため処断しなければならなかった満州族の若い男を郊外で自ら射殺した時のことを思い出した。あの時も、こんなふうに煙草を挟んだ彼の指先が細かく震えていた。あいつは最後まで堂々としていて命乞いをしなかったな。

 灰がぽとりとテーブルに落ちた。

「それから、何か困ったときは東京憲兵隊の橋野 猛大尉を訪ねてくれ。師走に転属してここから離れた。美奈子のことをよく頼んであるからね。誠実で生一本ないい将校だから必ず力になってくれるよ」
放心したような美奈子の手からくすぶる煙草を取ると灰皿で揉み消して少佐は言った。

「これだけの戦争だから何があるかわからない。万が一、東京も空襲を受けるようになったら大磯の親戚を頼って疎開してくれ。これから敵が首都を大規模に叩いてくることはじゅうぶん予想されるからね」

 部屋に戻り、ベッドに入っても二人は黙しがちだった。胸で支える美奈子のいとおしい重さを確かめるように、少佐は彼女の髪の香りに身を浸しながら限りなく優しい漣のような愛撫を繰り返した。千の唇が互いを求め、僅かでも二人の間に隙間を作らず、まるで彼女のすべてを自らの内に塗り込めてしまおうとでもするかのように強く抱きしめながら。

 もう言葉はなかった。もはや言葉はどれほど重ねてもなんの意味もなかった。このベッドは、否応なく未来へと流されていく丸木船のようで、強い流れに抗う術を持たない二人は闇に漂う命の戦きにただひたすら身を委ねているしかなかった。

 美奈子のこめかみに唇をあてたままで、淡い月光に照らされながら波打つ髪を間近に見つめていると、海原が急に部屋いっぱいに広がっていく気がした。コバルトブルーの輝きがシーツを染め上げて、遠い懐かしさに溢れたいとおしい色彩の花びらが空から海に舞い降りたかと見る間に、それは水面に散り敷かれた桜の絨毯となって、もう久しく吸ったことのなかった潮の香りが二人をゆっくりと包み込んだ。
海に舞い散る桜は、まもなく久遠の道を行こうとする若い兵士達が胸に抱く、郷土と愛する人々への想いを可憐でたおやかな姿に乗せながら南の風に哀しく身を任せているように思えた。

 郷愁も未練も恐怖も、尽きぬ哀惜の渦に巻き込まれながら輪郭を失っていき、奥深い命の詠唱が希望を眠り込ませるように低く響き始めて、とうに涙さえ枯れてしまった二人の嘆きを弛緩させ、傷みをやわらげてくれる気がした。

 明け方の光が部屋に差し込み始めた時、浅く重苦しい眠りから二人は目覚めた。体温であたためられたシーツは、大陸の晩い春の夜明けの冷気を拒絶しながら二人を懸命に護ろうとしているかのようだった。

 楡の街での最後の朝食を終えると、少佐は久しぶりの軍装を整えた。軍服姿を一瞥した美奈子は無理に微笑むとすぐに目を逸らして鏡台に向かった。

「なーんだ 褒めてくれないの?」努めて明るく背中に声をかけると、鏡の中の美奈子と目が合った。

「とってもお似合いよ。 でもさ 一緒になったら毎日見ることができるんだから、褒めるのはその時に取っとくわ」鏡の中の唇が動いた。

「楽しみにしてるよ」ソファから立ち上がって美奈子の背中に両手を置きながら少佐は言った。

「玄関までしか行かないわ やっぱり私」

 振り向いて見上げながら彼女は肩に手を重ねて呟いた。

 涙はなかった。それは、別離の狂おしさも激情も、優しい光をたたえた瞳の奥へ深くせつなくたたみこんでしまったあとの落ち着いた声だった。

「通りには出ないでお見送りするからね」

なぜ?とは少佐は聞かなかった。ただひたすらに男らしく振り向かずに行こうと懸命に思った。

「じゃあ元気で行ってらっしゃい!私のいとしい少佐殿」

 少しうわずった愛するひとの言葉に、目深にかぶった軍帽のひさしに軽く手を当てて敬礼すると、いとおしい声の余韻を耳の奥に大切に残したままで少佐は踵を返し、ドアは閉めずに急ぎ足に階段を降りると表通りに出た。

 いつもの朝の雑踏に高鳴る胸を抑えて紛れこみ、二階のカーテン越しに見送っている美奈子の視線を背中に痛いほど感じながら、この天の川の街で大切に積み上げてきた二人の時間を思い切るように足を早めた。

 あれはもう、遠い遙かな朝だったような気がする。

 胸ポケットに入れてあるハンカチの感触を確かめると、司令部入口で立哨中の衛兵に厳正に答礼しながら少佐は口元を引き締めた。

2011年4月16日土曜日

燃料電池の低コスト化へ大きな一歩、プラチナ触媒の650分の1の価格で同程度の発電効率を得られる新触媒

燃料電池の低コスト化へ大きな一歩、プラチナ触媒の650分の1の価格で同程度の発電効率を得られる新触媒 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20110323_cheap_new_catalyst_for_fuel_cell/

 2011.03.23の日付で、喜ばしいニュースが出てました。(^_^;) 

 原発が安全面でも経済面でもダメと言うことが分かった頃に、このようなニュースが出てくるのは天の配材かも知れませんね。

 水素やメタノールを燃料として発電する燃料電池は、携帯電話から自動車まで今後さまざまな用途への応用が期待されています。しかし、現在実用化されている多くの方式の燃料電池では、高い発電効率を得るためには電極触媒として非常に高価で希少な金属であるプラチナ(白金)を使う必要があり、実用化と普及への大きな障壁となっています。燃料電池の値段の4分の1はプラチナ代とも言われるそうです。
 燃料電池の電極に今までは高価なプラチナ(白金)を使わなければならなかったのですが、レアメタルですから燃料電池が非常に高くついていたのですな。

 それが、カーボンナノチューブと言う新技術で、非常に安く(1/650のコスト)代替品がつくられるようになったわけです。しかも、プラチナより性能が良いみたいです。

 ケース・ウェスタン・リザーブ大学の化学工学者Liming Dai教授らは、PDDA(ポリ塩化ジアリルジメチルアンモニウム)という強い電子求引性を持ったポリマーでコーティングすることにより帯電したカーボンナノチューブが、燃料電池の電極における還元反応の触媒としてプラチナと同程度の発電効率を発揮し、かつそれ以外の要素(触媒作用の持続性など)ではプラチナに勝るとすら言えることを発見しました。
 火力発電所より効率が良いと言われる燃料電池が各家庭用として供給できそうな感じになってきたのですな。


 燃料としてメタノールを使用する場合、バイオメタノールは触媒を使って植物の繊維から化学合成できる技術がすでにできあがっていますから、もうバイオマスだけで家庭の電気が賄える時代が近づいてきているのですな。

 石油が高騰すると言う理由で原子力しかないと思われていたわけですが、バイオマスが効率よく使えるようになりますと、もう原子力も不要の時代になってきます。


 もちろん、バイオマスだから限られた量であるわけですが、継続的な利用ができる範囲でライフスタイルを見直せば良いのです。

 石油を輸入する必要が無くなれば、あくせくと外貨を稼ぐために働く必要もなくなりますから、のんびりとしたライフスタイルを皆で楽しめば良いのですからね。(^_^;)

 そして、バイオマスが豊富な地方こそが豊かになれる時代になりそうです。

 金なんてエネルギーの裏づけがなかったら何の価値もありませんから、都会の金の価値は低下するでしょうね。豊かな自然こそが宝です。

第3章008:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

 息が白くなるのにそう時間はかからなかった。人も馬も凍えるような吐息を洩らしながら暮らす冬が、天の川の街を再び占領した。街路樹はすっかり葉を落として少しでも陽射しを人々に届けようとしていたが、体を締め付けるような凄まじい寒気の前には無力だった。

 満人街のレストランにもロシアレストランにもペチカが暖かく燃えていた。それはまるで再びめぐってくる春を待ちわびる祈りに捧げられる燔祭を準備しているかのように、絶え間なく、そして狂おしくさえ感じられるほどの炎を保っているように思われた。

 年が改まろうとする直前、昭和十八年もあと数日を残すだけとなったある夜に、二人はモデルンホテルのシラムレンに座っていた。初めて出会ったカウンターで、今度は寄り添ってグラスを手にしていた。

 ふれあっている腕がとても温かかった。少佐はハンカチを取り出すとカウンターで重ねた二人の手にそっとかけて指を微かに絡めた。伏し目がちのバーテンダーの方を見ると、秀麗な面持ちの彼は僅かに見上げた瞳を少佐に合わせると下唇を噛み締めながら視線を逸らした。まるでそうすることで、この美しい楡の街に迫る多くの別離の影から自分は身を隠すことができるかのように。

「ねえ、一日飾りはダメなんだよね?」

「なんだい?出し抜けに なんのこと?」

「お正月を迎える準備よ」

「ああ そうかあ。外地に来てからはすっかりそういうこと忘れてたよ」

「継志はパリっとした着物も持ってるんでしょう?家紋がグエ~っと付いたのをさあ」

「グエ~っとかどうかは知らないけど、少尉に任官した時に身内が作ってくれたのがあるよ」少佐はグラスのスコッチを干すと、やや仰向けに顔をそらしたままで笑って言った。

「なんでそんなこと聞くの?」

「ううん ちょっとね 思い出したのよ。おうちで師走にしてたことを。大掃除とかでクタクタになると、もう正月なんて来なきゃいいのにって思うのにさ、来てみるとなんとなく華やかで楽しくなって、お宮詣りに出かけたりお客があったりすると嬉しくなってきて」

「お年玉も貰えるしね」

「そうそう お屠蘇もビールもお酒も混ぜて楽しく酔っぱらえるし」

「おお すごいな 頼もしいお嫁さんになってくれそうだ」

「その強気な妹さんはお酒もいけるの?」

「どうかなあ?たぶん飲んでも飲まなくてもよく喋るよ。ともかく頭の回転が早くて口が減らないやつだからね。美奈子といい勝負だよ きっと」

「悪かったね!」美奈子は出会った夜のように弾けるように笑った。

 純白のカーテンを引いたように冬一色に街を染め上げた雪の向こうから、遙かな地平線を満たしながら低く重く近づいてくる遠雷のように転属の時は迫っていた。

「来春は南方の守備隊へ配属で孤島防御に能力を発揮してもらうことになる。比島の保持と本土防衛に欠かせない島嶼だから特に望まれての赴任なのだ」上官がそう伝えた時に浮かべた、言葉とは裏腹な一種名状しがたい複雑な表情が少佐の網膜に焼き付いて離れなかった。

 比島保持か。ということは現状から考えればパラオしかない。状況によっては来年中にも敵は上がってくるだろう。これまで、断片的にではあっても職務上接し得た情報からすれば、海空の支援をほとんど受けられないままでの孤立した戦闘になるのは間違いない。補給が途絶えればその後は・・・ますますのご奉公の時だ。

「そう言えば美奈子の着物姿ってまだ見てないね 洋装ばかりだ」

「うん 継志の軍服と同じだね」

「ああ そうか 内地で撮った写真を見せただけだったね 今度着てみるから見てくれよ 辛口の批評をどうぞ そのかわりに美奈子の着物もいつか見せてよ」少佐は微笑んだ。

「とっても似合ってると思ったよ 継志に」

「初めてここで逢った夜に、美奈子は俺のこと軍人みたいな商社マンだって言ったものね。鋭く見抜いたわけだ」

「あれはね 最初見かけた時から、なんとなく軍服が似合いそうなひとだなって感じたからだよ。軍人ってみんな同じように見えるけど、継志は特に板に付きそうに思えたの」

「まあね イイ男だなって思ったわけ。照れるよ 馬鹿ね こんなこと言わせるなんて」美奈子は頭を軽く少佐の肩にもたれさせて瞳を閉じると小さく呟いた。

「あれから迎えた初めての冬とはとても思えないね。もう何度も二人で春夏秋冬を繰り返したような気持ちがしてたまらないというのに、この天の川の街で過ごした四季はたった一度ずつなんだ」

「不思議だよ」言い終えると少佐はバーテンダーに空になったグラスをかざして軽く頷いた。

「指二本で、まるい氷にしてくれ」

「まるで地球みたいなまあるい氷にね」閉じていた瞳を開けると美奈子が小さく言い重ねた。いつのまにか涙が頬を伝って少佐のスーツを濡らしていた。 

2011年4月15日金曜日

おいしい広場「甲羅本店」さんのウォールアートに似た富士山の風景

 「おいしい広場 かに料理「甲羅本店」 さんのウォールアート」の記事で紹介しました、



 こちらの絵の風景と似たところがあったようで、日本水産観光の小澤さんが清田先生を案内してくださったそうです。




 葉山の総合大学前の丘の上からの富士山の風景だそうです。

 さすがに、「ガンバレ」の文字は現れませんでしたが、富士山の美しい元気づけられる風景に清田先生も感動されたみたいです。

 横須賀の「おいしい広場」の次は横浜のビルのアートの仕事の予定だったのですが、今回の地震で壁面のタイルがはがれてしまったので、そちらの仕事は今のところはっきりしないみたいですが、以前シャッターアートを描いた街からまた依頼があったそうで、次はそちらに入られる予定です。

 そちらの街と連絡をとって、以前描かれたアートもPanoramioに登録して、GoogleEarthに掲載されるようにしたいと思います。(^_^;)

 時間はかかるでしょうが、東海道沿いに以前描かれたアートもGoogleEarthに記録として残して、その地域のまちづくりにつながるようにしたいと思います。

カカ島区生活読本

 原子力発電に頼らない近未来のライフスタイルをマンガにしたものがありました。



カカ島区生活読本
http://www14.big.or.jp/~hitotu/eco_kaka/seikatudokuhon_web/seikatudokuhon.htm

 作者は他にもweb上で作品を公開されていまして、次のページにリンクがまとめられています。

Ecology Manga カカ島区博物誌
http://www14.big.or.jp/~hitotu/eco/


 福島原発の事故により、「原発は安全」と言うことと「原発は経済的」と言うことがデマであることが周知されつつあります。

 石油は最近では地中深くでつくられて湧き出してくるものと言う説が有力であったりしますが、どんどん湧き出してくるようなものではありませんから、やはり有限なもので大事に使うべきだと思います。

 と言うようなことが、わかってくれば先に示したマンガはけっこう面白く読めると思います。

 読んでみるとわかることですが、原子力に頼ったり石油を浪費しなくても、けっこう文化的で楽しい生活ができそうな感じがいたします。

 ご一読くださいませ。(^_^;)


 え~、未だにエネルギー浪費のライフスタイルが文化的と思ってらっしゃるかた、波動エンジンやモノポールエンジンなど空想科学のエンジンを発明してから、ご自分の理想のライフスタイルを語ってくださいね。(^_^;)

 それらのエネルギーは、金稼いで買わなければ得られないエネルギーですから、あくせく働かなければ得られないエネルギーであることもご認識くださいませ。(^^ゞ

4月10日のJR九州観光ウォーキングの実績

4月10日に行われたJR九州観光ウォーキングでシャッターアートとウォールアートは好評だったようです」の続きになります。


 JR九州のほうから、4月10日に阿久根で行われた観光ウォーキングの実績が送られて来ましたので紹介いたします。(画像はクリックで拡大)
 鹿児島県だけでなく、福岡、佐賀、長崎方面などの遠方からも参加していただいたようです。ありがとうございます。

 清田定男のエアブラシアートや阿久根市のシャッターアートやウォールアートにつきましては、専用ページがありますので、そちらをご覧になっていただきたいと思います。

あくね みどりの風: あくねアート
http://akunekaze.blogspot.com/p/blog-page.html

 また、右サイドバーの上のほうの「あくねアート」も上の専用ページのリンクです。ご利用ください。

「阿久根の将来を考える会」からは市議選には出ないようです(人数に訂正あり)

 先日、阿久根に行きまして阿久根市議会選挙の候補者の構成を伺いましたところ、今のところ、

  •  改革派議員 平成維新の会 12名 + 竹原えみさん
  •  もと職労側議員 9名
  •  中立派 2名
と言う状況のようです。

訂正
きちんとメモをとらなかったので、数に間違いがあったようです。すみません。
それと、今日(15日)で1名追加となったようです。とりあえず中立派にいれて数を修正いたします。

  •  平成維新の会 10名 + 竹原えみさん
  •  もと職労側議員 10名
  •  中立派 4名


 竹原えみさんは、立候補の意思表示が遅れましたので、今回は平成維新の会には含まれていません。

 もと職労側議員については、櫁柑議員は引退で、古賀さんは竹原さんと同じ理由で出られないようです。それと2人ほど旧職員の候補者と入れ替わるような話でした。

 西平よしまさ市長を応援した「阿久根の将来」を考える会からは、市議選にはまだ立候補されていないような話でした。

 自分たちで市長におしあげた西平氏を、自分たちで応援しようと言う気概はないのですかね?


 まぁ、告示日までどうなるかわかりませんが、せめて川原氏ぐらい西平氏を応援するために立候補しても良いような感じがするのですがね?

第3章007:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

 ハルピンでもっとも成功した貿易商の松浦洋行のフロアで、マフラーを買い求める美奈子の肩を見つめながら、少佐は売り場をやわらかく照らし出すライトの下を行き交う雑多な人々の流れから漂ってくる、乾いた冬の前触れの匂いを鋭く感じ取っていた。

 表通りからは馬車の立てる蹄の音が規則正しく響いてくる。秋が深まっていき、この街に大陸の冬は容赦なく駆け足でやってきて昭和十八年が終わりを告げるのだろう。勝利の時代は遠い昔になった。すさまじい工業生産力を誇るアメリカという若々しい国は、蒋介石への膨大な物資の支援を行い、民間人に偽装した軍人を多数送り込んで日本と戦わせて実質はわが国とは早くから交戦状態だった。あの宣戦布告へと追い込まれていく忍耐の日々の重苦しさは、華々しい真珠湾奇襲の戦果によって吹き払われたものだったが。

 戦局の悪化など信じたくはない。しかし、伝えられる数字は冷酷に彼我の決定的な戦力差を示して余りあるものだった。

 何としてでも勝つという精神至上主義だけでは勝利は覚束ないはずだ。

 じゅうぶんにわかってはいるけれど、かといって手を拱いているわけにはいかない。なんとかして戦勢挽回を試みて、なるべく有利な条件で講和に持ち込まなければならない。

 アメリカに一泡吹かせてやることが必要だ。どうしても。

 南方の占領地を奪われれば、次は飛び石のようにして台湾や沖縄を陥落させ、奴らはいよいよ本土を目指してくるだろう。

 泥沼のような国民党や八路軍との戦いはいつ果てるとも知れないのに、次第に頻繁になる在満部隊の南方転用によって関東軍の多くの兵舎はガラ空きになりつつある。ソ連との不可侵条約により北からの不安は幾分か和らいではいるけれど。

「ほら どう?似合う?」パールグレーにラメが入った縁無し帽を少し斜めに被った美奈子がウィンクしてみせた。手には淡い桜色のマフラーを持っている。

「うん とてもね」少佐は目を見張って微笑んだ。

「いいアクセントになるね きっと。たまにはこういう買い物もしないと」

「うん 選んでる時がね 楽しいよ。なんにもよけいなことは考えずにいられるの。目の前の品物とだけ向き合っていられるとっても素敵な時間だよ」

「なんにも考えないで、からっぽになって楽しむ時間もないといけないよ。桜色のマフラーだね。若葉と一緒に咲く山桜みたいな色でとてもいい」

「戦争が終わって東京に帰ったら、うんと丁寧に美味しいお弁当を作ってあげるから二人でお花見に行こうよ。酔っぱらってもいいからさ。その時は特別に許してあげる。この街の日々を、ひとつひとつ思い出して過ごそうね。花冷えで風邪引かないようにマフラーをしていこうと思ってこれを買ったのよ」美奈子の黒くて大きな張りのある瞳にショーウィンドーのライトが映っていた。

 この瞳を・・・少佐は思った。俺はこの瞳をこれから胸に抱いて戦うのだろう。たとえこの瞳から涙を溢れさせることになっても、力の限りを尽くして、この瞳のために戦うだろう。俺は軍人だから、死ぬ時は軍服を着て死にたいけれど、胸の奥深くにはこの瞳を抱きしめたままで倒れたい。この瞳は日本だ。俺の愛が一直線につながっていく愛する日本だ。大元帥陛下が統べたもう日本だ。欧米列強が数百年もの長きにわたって支配していた亜細亜に、身を殺して解放の狼煙をあげた誇りある帝国だ。

 この人を帰す本土に敵を上げたくない。故郷であり祖国である四季の恵みに満ち溢れた美しい山河を残してあげたい。この天の川の街は二人の宝石だ。将来どんな民族が住むようになったとしても、そこかしこに残る、淡く儚くとも鮮やかな美しさを刻んだ二人の愛の時は、永久に風の囁きとなって残るだろう。

 世界から戦いが去った日々に河畔を歩く恋人達の胸を、前触れもなく甘美で悲愁に満ちた不可思議な鼓動が優しく包む時、二人は思わず顔を見合わせながら、つないだ指に力をこめるのかもしれない。

 この美しい街で出会い、数奇な運命に翻弄されながら愛しあった二人の日本人がいたことを、地平線を吹き渡ってくる大陸の風と、楡の緑に降り注ぐ月光は語り伝えてくれるのだろうか。

 聖ニコライ会堂の鐘が鳴り始めた。

 二人は夕食に向かうために、辻馬車を拾って百貨店を後にした。

2011年4月14日木曜日

竹チップで飼料をつくりながら暖房

 清田先生の絵の手伝いの合間の仕事を探していたら、竹を売って稼ぐ仕事が見つかったので来週からそれを始める予定です。

 荒れた竹林を綺麗にするためのお手伝いみたいな仕事ですな。(^_^;)

 ただ、その仕事は孟宗竹みたいな太い竹を対象にしているので、細い竹の竹林を綺麗にすることにはつながらないのですな。

 でも、細い竹ですと、小型のウッドチッパーでもなんとかチップ化できそうですから、それなりに販路はありそうです。

【共立】 KCM71 チッパー(カッター)・シュレッダー・粉砕機  【チッパーシュレッダー】【自走式】 【動画あり】
http://www.agriz.net/search/item.asp?shopcd=17267&item=080303002001

 ちなみに、竹チップですが、家畜の飼料として注目されているのですな。

竹のいぶき(竹粉)の効果
http://harimaya1953.jp/jirei02.html

 代替飼料と言うだけでなく、家畜の健康維持にも役立ち肉質も良くなるようです。

 醗酵と言うプロセスが必要みたいですが、頭の良い人もいてこんなことをやってる人もいます。

竹チップによる温熱システムの紹介
http://www.sakcid.jp/onnetusystem.html

 飼料や堆肥をつくりながら、ついでに暖房や給湯と言うことを考えれば、鶏舎などの暖房にも使えるかも知れません。

 身近な素材である「竹」を利用して、今後は生活費を稼ぐこととまちづくりを考えていきたいと思います。(^_^;)

古賀氏を捨て駒にしてやっと勝てた中村県議

 「古賀氏を捨て駒にした議員は誰なのだろう?」の続きになります。

asahi.com : 阿久根の民意「安定を選択」 竹原氏、県議選で完敗 - マイタウン鹿児島
http://mytown.asahi.com/areanews/kagoshima/SEB201104110033.html
古賀氏を支援していた別の市議は明かす。何人もの自分の支持者から「中村、古賀両氏のどちらに入れるべきだろう」と相談を持ちかけられ「冷静に判断して ほしい」と暗に中村氏への投票を促したという。
 こちらの件を指摘しましたら、2chやTwitterで「それが何が悪いの? 」と言う反応。つくづく恥知らずなかたがたでございます。(-_-;)


 法的には問題は無いかも知れませんが、道義的には大いに問題があると思いますけどね。

 おそらく、古賀氏は市長リコールに関わった連中(西平支持者)の基礎票をあてにして、県議選に出られたものと思います。古賀氏ご本人も市長リコールの支援をされていたようですので。

 そうでなければ、古賀氏も県議選には出られなかったと思います。古賀氏ご本人の地盤票だけじゃ竹原さんにもかなうわけが無いのですから。

 とりあえず阿久根の利益の代表として古賀氏を立てた、しかし、選挙後半になって竹原さんが明らかに優勢となったと言うことで、より確実な中村氏のところに、市長リコールに関わった連中(西平支持者)の票がそちらに流されることになったと言うことなのでしょう。

 長島町の中村氏側の票を古賀氏のほうに回せとは言えないでしょうからね。

 それって、古賀氏にとっても裏切り行為ですし、阿久根市民や長島町民をバカにした話だと思うのですがいかがなものでしょうかね?

 「とにかく竹原の足だけは引っぱりたい」と言う意識がみえみえなのですよね。

 そんなくだらない票が中村氏に流れたことで、やっと中村氏が当選したようなものですから、阿久根・長島地区の県議会の席は「恥の椅子」と言うことになりました。

総得票は中村氏1万192票、竹原氏7794票。もう一人の前市議、古賀操氏(50)は1969票にとどまった。
 中村氏の総得票数から、本来なら古賀氏に行くはずだった市長リコールの連中(西平支持者)の票をひいてみますと、なんだか情けない数字になってくるのですよね。

 古賀氏より総得票数が少ないと言う結果だったのかも知れません。

 今回の県議選の阿久根・長島地区の選挙は自治労の作戦勝ちと言えるかも知れませんが、それが民意と言えますかね?


 まぁ、それでも今回の選挙は改革派の負けではあります。

 自治労と自治労に踊らされる連中は、こんな姑息なことをすると言うことを教訓にして、次の改革の闘いのためにつなげて行けば良いと思います。

2011年4月9日竹原信一・県議会議員選挙演説

 竹原さんの選挙演説の動画がアップされていましたので紹介いたします。


 単純に勝ち負けにこだわるような方々は見てもしようが無いでしょうが、竹原さんがどのようなことを訴えていたか、きちんと考えてみたい方々には大事な情報です。チェックして観ていただきたいと思います。

 今後の民主主義の闘いを継続していくためには、大事なことですからね。

 実際問題として言っていることは正しいし、本来なら諸手を上げて支持されるような内容の演説です。

 でも、震災後で福島原発の事故の後で市民の気持ちが沈んでいる時期でもあったわけですから、もっと市民を励ますような演説であれば良かったのではないかと思います。この時期ですから、竹原さんの支持者でなければ、あまり深く考えるようなことはしたくなかったでしょうからね。


 それと、どうしても、阿久根・長島地区の利益の代表者と言う性質の選挙でありましたから、阿久根・長島地区のための政策を訴えたほうが良かったのではないかと思います。

 もちろん中村氏などのようなパイプ役みたいな話は論外です。それと一部の業種の利益になるような公約もですね。


 阿久根で実績を出している放課後こども教室の事業を、阿久根・長島地区に広げていき、その後その実績を示して県の全域に広めていくと言うような具体的な話なら、阿久根・長島地区の市民・町民に支持されたのではないかと思います。

 これですと、完全に公益でありますし、真っ先に阿久根・長島地区のほうからその恩恵を受けられるわけですからね。


 西平よしまさ阿久根新市長が潰した、阿久根高校跡地を利用したヨコミネ式の保育士を養成する学校のプランも出せば良かったように思います。

 長島町から通える高校以上の学校がすぐ近くの阿久根市にできることは、長島町民にも喜ばしいことですし、もちろんその学校による雇用の機会も長島町の人にもできるわけですからね。

 多くの阿久根市民や、長島町民に支持されたと思います。(^_^;)

 これ、阿久根市と長島町の予算を必要とせず、県の予算も必要としない事業だそうですから、既得権益による利益誘導の事業とは違います。

 はっきり言いまして、潰す側が自分たちの既得権益のためにその事業を敵視してるだけのことなわけですからね。


 このような話を県議選の演説でやってもらえば、県議選でまだまだ票は集まったでしょうし、阿久根市議会議員選挙にも大いに加勢になったと思います。

 竹原さんの性格として、自分の実績を自慢するような話はしたくないでしょうが、周りの応援者がこの話をしてあげても良かったと思います。本人が嫌がってもですね。(^_^;)

第3章006:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

 松花江畔に日本が整備したリバーサイドパークは市民に好評だった。ロシア人の若夫婦が切り盛りする観光亭という名の喫茶食堂は、ロシアの農家風様式で造られ、ある意味でハルピンの象徴的な存在となっていた。

 観光亭の座り心地のいい椅子で、少佐が日々の職務で目にした幾多の情報をつなぎ合わせながら戦局の行く末に思いをめぐらしている休日の昼下がり、向かいで黒パンを小さくちぎっては口に運ぶ美奈子は、テラスへと深まる秋の気配を届けてくる松花江からの風に長い髪を弄ばれないように小粋なアップにまとめていた。

 パールシルバーのシルクのブラウスにツウィードのワインレッドのジャケットをはおり、金色のスカーフをゆるやかに結んでいる。

 冷たくなったシチューをスプーンで掬ったまま手を休めて、彼女は少佐を見つめた。この人の力強い眉と鼻筋の通った表情に現れている憂いはなんだろう?私達のこと いや、それだけじゃない。というか、私達の明日に直接関係することに違いない。

 少佐は、やや厚手の、光沢がある毛織物のダブルスーツに身を包んでいた。ライトブラウンの生地にシャツの淡いモスグリーンがよく映え、スーツと同系色に濃いブラウンの小さなドットをあしらったタイが控えめながら都会的なアクセントを全体に添えていた。

 ゆっくり立ち上がると少佐はカウンターへと近づき、流暢なロシア語で夫婦にハーモニカを吹いてもいいかと聞いた。二人の微笑みが返ってくると、窓際のテラスへと出て静かに吹き始めた。

 曲はドリゴのセレナーデだった。か細くて美しく、哀切を帯びた音色が大河からの風に立ち迷い、ためらいながら店の中へ忍び足で入ってくると、美奈子の耳たぶに優しい指先でふれ、慰めに溢れた魔法の響きとなって不安に脅える彼女の胸の奥へと滑り込んでいった。

 いつしか若い夫婦も仕事の手を休めてカウンターから聴き入っていた。繰り返し奏でられるセレナーデは、祈りの声にも似て、ともすれば頑なに殻を閉じようとする感情のこわばった襞を解きほぐすように広がり、失望への哀しい抗いを滲ませながらも、大陸の風に抱かれて安堵の表情を微かに見せるようにも思われた。

 吹き終えて、我に返ったようにハンカチでくるんだハーモニカをポケットにしまうと、少佐はいつのまにかテラスに出てきてセレナーデを聴いていた美奈子の半ば放心したような美しい顔を間近に見つめた。

「踊ってよ」不意に少佐の胸に強く顔を埋めて美奈子は言った。他に客はいなかったが、少佐がやや狼狽したように若夫婦を見ると、夫婦は唇を噛み締めながら目をうるませて何度も頷いた。

音楽はなかった。少佐は美奈子の腰と肩に手を回すと強く抱き寄せて「チークタイムだよ」と耳元で囁いた。彼女のいとおしい胸の鼓動が乳房を通して感じられた。二人は二人だけに聞こえる、宝石のような束の間の季節を彩っていた音楽に身を預けながら小さく左右に体を揺らし始めた。

 いつかこうしたことがあったろうか?二人は前世でも出会っていたのかもしれない。次に生まれてくる時はどうだろう?今のこの契りは、まるで朝風に吹き払われる河の水面にかかった薄霧のように、二人が世を去れば消え果てるのか?戦いの術を世界中の人々がもはや学ばない時代は来るだろうか?そんな時代に生まれて、俺達はまためぐり逢うことができるのだろうか?その時こそは・・・いやダメだ まだ考えられない。かといって二人が今考えられることはなんだ?できることはなんだ?大きく真っ黒な口を開けて待ち受ける未来へ立ち向かうことはできるのか?このひとは俺をずっと待っていた。おそらくは一度限りとなる、共に過ごす季節を全身で慈しみながら、俺が部屋に戻ってくるのを毎日ただ静かに待っていてくれた。

「もう二度と吹かないでね 今の曲」

「私 聴きたくない」ほとんど聞き取れないほどの小さな声で美奈子は言った。

「あんな音色に包まれたら寂しくてたまらなくなるじゃないの 継志の馬鹿!」肩に回されている腕に力をこめて顔も上げずに続けた。

「ごめん あのセレナーデしか吹けないんだ。そんなつもりはなかった。もっと楽しい曲が吹けたらよかったね。そう ハメルンの笛吹男みたいに、聴いてる人達が踊り出すような不思議な曲が」

腕を解くと少佐は軽々と美奈子を抱き上げてテラスのベンチに腰かけながら膝の上に横向きに座らせると彼女の顔を覗き込んだ。

頬を流れる涙にくちづけると「ハンカチを取り出す暇もなくて失礼ですが」わざとおどけた口調で少佐は言った。

「俺達の天の川の街に、またすぐに冬がやってくるよ。これから百貨店へ行こう。そろそろ冬支度をしないといけないからね」少佐の首に両手を回して瞳を閉じたままで、頬に額を押しつけた美奈子は黙って頷いた。

2011年4月13日水曜日

広葉樹発電 バイオマスエネルギーで豊かにのんびり暮らそう

 広葉樹は切り株の後から彦生えと言う形で再生しますし、針葉樹より熱量も大きいのもありまして、エネルギー資源として昔から利用されてきました。

 その広葉樹を現在の技術で効率よく伐採し、かつ現在の技術で効率よく発電すれば、けっこうローコストで発電できるようになっています。

広葉樹林と発電
http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/cooldata2/gassification/woodj.htm

 「はじめに原子力ありき」のエネルギー政策による恣意的な情報で、バイオマスは使い物にならないと言う考え方をしていた人達が福島原発の事故以前は多かったので、上のページなど一笑して見向きもしない人が多かったと思いますが、 今ではだいぶ状況が違っておりますから、けっこう多くの方々に読んでもらえると思います。

 「タクマ株急騰、バイオマス発電プラントの受注期待」の記事でも紹介しましたように、現在ではバイオマスを利用する技術もかなり進んでそれで稼いでいる企業もあります。

 福島原発の事故により、原子力発電の様々な嘘が暴露されたことにより、 バイオマスに注目されている今こそ、広葉樹発電のようなバイオマスエネルギーの政策を声高に叫ぶべきだと思うのですね。


 とこのような話をしますと、そのような問題は県会議員や国会議員のレベルの問題だと言い訳される市町村の議員や候補者がいるかも知れません。

 でも、バイオマスぐらいしか資源がない地方の市町村こそ、バイオマスの利用をボトムアップで訴えるべきだと思うのですよね。

 そこに住んでいるものでなければ、それが勿体無いと言うことは実感として理解できないのですから、引っぱってきてでもそれを見せて訴えることも必要なわけです。


 バイオマスエネルギーの政策は地方にとって大事な問題ですから、地方議員こそがバイオマスエネルギーに注目して声をあげるべきです。

 地方にあるバイオマスと言う資源を利用すれば、地方の田舎はバイオマスの宝庫なのですから、それを活用すれば地方の経済の活性化につながるわけですから、自分たちのためなのですね。

 自分たちが豊かになるためなのだから、自分たちが考えなければならないし、自分たちが声をあげなければならない。


 本来なら、県議や国会議員も考えるべき問題ですし、官僚や地元の公務員が考えなければならない問題でもあるのですが、それができていないのが現状なのですから、地方議員や候補者が声をあげなければならないと思うのですよね。


 地元のバイオマスをエネルギーとして使うと言うことは、わざわざ海外から石油やウランなどを買ってくる外貨がいらないと言うことでもありますし、都会の企業からそれを買う必要も無いと言うことで、地方にとっても国にとってもメリットのあることなのですな。

 各地方でエネルギーが自給できるなら、 国もわざわざ外貨を得るための政策をとる必要も無いわけで、あくせくと働く必要も無くなるのですな。エネルギーや資源が不足する分だけ外貨を稼げば良いわけです。

 地方の余剰エネルギーを現在の送配電システムを利用して都会に送れば、都会の住民だって無駄に外貨を稼ぐ必要も無くなるのです。だから、都会の住民の暮らしも楽になるのですな。


 経済なんて自給自足が基本です。

 今までは石油が効率が良かったから外貨を稼いで買ってでも石油を使う理由はありましたが、バイオマスを利用する技術が進んできたわけですから、自給自足の経済に戻していくべきなのですね。

 日本と言う国に住んでいれば、毎年毎年、海外から買わなくてもすむバイオマスが、しかも多量に得られるわけですから、基本自給自足で必要なぶんだけの資源やエネルギーを買えば良いのです。
 レアメタルや鉄などの金属も中国に売らなきゃ都市鉱山と言う形でストックもあるわけですしね。

 日本の自然が恵んでくれるバイオマスを無視して、海外から石油など買うようなバカな政策を取り続けている限り、せかせかと働かされることになるのですな。


 バイオマスを利用して、のんびりと豊かに暮らすことをそろそろ始めても良いのではないかと思うのですがいかがでしょうか。



 そのほうが理想的だと思われるなら、多くの方々に声をあげていただきたいものです。

発電所保有企業幹部「電力会社から電気買うのはバカらしい」

NEWSポストセブン|発電所保有企業幹部「電力会社から電気買うのはバカらしい」
http://www.news-postseven.com/archives/20110412_17259.html

「正確な数字は控えさせていただくが、電力会社から買うより自社で発電するほうがはるかに安上がりです。建設コストを勘案しても、長期的には十分にお釣りがくる。電力会社から電気を買うのはバカバカしい話です」

大企業はもともと一般家庭より電気料金がずっと安い。それでも「高すぎる」というのである。ならば我々もその安い電気を買いたいところだが、それはできない。

2000年の電気事業法改正により、電力9社以外の電気事業者(PPS)に電力小売りが認められるようになったが、その対象は「契約電力50kw(中小企業の工場に相当)以上の需要者」という規制があるため、一般家庭への小売りはできないのである。


 記事の後半だけ引用しましたので、全ての記事を読みたいかたはリンク先をご覧ください。

 電力会社は送配電設備の負担もしてると言う事情もありますが、それは基本料金と言うものでまかなわれているものととりあえず考えれば良いと思います。

 本来なら電力会社が発電技術は高いはずで安くなっても良いはずなのですが、そうならない理由として、原子力発電の負担があるのですね。

 原子力発電所を持っていながらも、それが停止した時のためのバックアップの火力発電所も保有しなければならないため、高くついている。

 しかも、その原子力発電所も有事のコストなどを積み上げれば、けっして安いものでは無いことが、今回の福島原発の事故でわかってしまったわけです。

 原子力発電なんて、補助金や法律で電力会社が優遇されていなければ電力会社もやりたいものでは無いのですな。

 電力会社もやりたがらないようなものを、どうして補助金や法律で優遇してまで原子力をやりたいか?

 はい、補助金のあるところに必ず天下りや、利権ってものが存在するからなのですね。

 ですから、原発事故なんてものは官僚の欲望による人災と思っておけばよろしいと思います。


 でも、電力会社が原子力発電所を保有している限り、それを使わなくても維持管理のコストが大きいわけですから、自社発電や自治体単位の発電でも電力会社より安く電力を供給できるわけですから、原子力発電の凍結が叫ばれている今こそ、自治体単位での発電事業なども検討する必要があると思います。

 バイオマス資源によって効率の良い発電ができるなら、地方はバイオマスの宝庫なのですから、それによって自治体の財源をつくることもできますし、地方の農林業の活性化にもつながるのですね。

 と言うことで、今後バイオマスについて私は力を入れて語っていきたいと思います。

第3章005:オレンジビーチ - スリーデイズメイビー

 駆け足で背中を見せる夏を二人が惜しむ間もなく、モデルンホテル支配人の長男で高名なピアニストのセミョン カスペが身代金目的の白系ロシア人ギャング団から誘拐される事件が起こり、満州警察や憲兵隊、そして特務機関は多忙を極めた。父であるユダヤ系の支配人が要求を拒絶した結果、息子は惨殺されて発見され、多くの機関が介入したこともあって後味が悪い結末となった。

 特務機関に入ってくる各種情報では、連合軍がイタリア本土に上陸したこと、対ソ戦の要衝であるオリョールをドイツ軍が撤退したことなどが信じがたい戦況として目を引いた。日本は既に今年の二月にはガダルカナルを失い、五月にはアッツ島が玉砕していたのではあったが、断片的にしか把握できない情報をつなぎ合わせるだけでも、日本が抱える広大な戦線全般を覆い始めた暗影を振り払うのは容易ではないことが察せられた。

 日本とは桁違いに優れているらしいレーダーにより海軍得意の夜戦が不利になってきていることや、人力に頼るのが当然の飛行場整地などの作業に、アメリカは土木機械を投入して日本には到底考えられないスピードで工事を完成させてしまうこと、無尽蔵に戦線全般に送り込まれてくる航空機と潜水艦によって日本の海上補給線は寸断されて麻痺が始まっていることなど、耳を疑うような情報ばかりが散見された。また、陸軍とは違って海軍の暗号がもしかしたら敵に解読されてしまっているかもしれないことも。

 どれもこれも信じたくない情報ばかりだったし、情報源の信憑性を確かめるための精査もなかなか追いつかない中での単なる推測に過ぎなかったが、開戦前に朝野を挙げての批判を浴びていた対米戦回避論者達が一様に主張していた、アメリカの強靱で膨大な工業生産力と、それを基盤とする科学力を統合しての戦争能力発揮を想像する時に、少佐には日本にとっての不利な情報があながち心理戦の産物とばかりも思えないのだった。

 これはかなりの苦戦だ。不敗を誇ったナチスドイツも、スターリングラードの敗北以来、ナポレオンを彷彿とさせる退勢を見せているし、数字で見る限り、日本の商船隊の損耗率はかなり高い。いくら旺盛な戦闘精神と必勝の信念において比類無きわが帝国陸軍も必要物資の補給が続かなければどうだろうか?多数の商船が沈められているということは、前線への補給物資や兵員の大半が海に消えているということだ。

 少佐は、これまで戦いに一度も敗れたことのない祖国日本の強さを信じる点において決して人後に落ちるものではなかったが、特務機関に配属されて多種多様な情報に接するようになってからは、日本が流し続けている血液の量はもはやその限界を超えようとしているのではないかとの疑念を払拭できなくなってきた。

 この夏から、士官学校等においては「ア号教育」という名で対アメリカ戦の教育がようやく始まったと聞く。従来の仮想敵はずっとソ連だったわけで、教育にあたる教官達はノモンハンの体験を持つ者が多く、実戦に即した訓練をある程度は施すことができたのだが今はどうだろう?アメリカ軍の戦法を熟知した教官などいるはずもなく、教育の実施に戸惑っているであろうことは容易に想像できる。編成、装備、戦法、訓練、演習地の選定等総てにおいて、対アメリカ戦をほとんど考慮してこなかった日本軍がはたして間に合うのか?

 戦局への懸念は日を追って重苦しさを増していくように思われ、やがて勤務を離れた時間も心にまとわりついて離れなくなってきた。

菅はリーダーシップを発揮したつもりらしいです。

 菅はリーダーシップを発揮したつもりらしいです。


首相、事故情報開示「リーダーシップ発揮した」  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE3E0E296E08DE3E0E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000
 事故情報の開示については「(東京電力の)企業の利益とか、これまでの責任を逃れるためとか、国民の安全性とは別の理由で隠すようなことがあってはなら ない。そういう判断は許されない」と強調。「(そういう面で)リーダーシップを発揮してきたということは言える」と説明した。
 この発言について、ロシアのツッコミ。

時事ドットコム:レベル7は「行き過ぎ」=ロシア原子力企業
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011041300031
 同局長は「原子炉の損傷程度はレベル5を超えていない」と指摘。今回の評価変更には「政府がこれ以上批判されるのを避けようとする政治的思惑が働いている」と述べた。
 小沢と鳩山、ここぞとばかりに責任追及。

小沢元代表、レベル7に「今さら何だ」 菅政権批判  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E0E2E6E08DE3E0E2E6E0E2E3E38297EAE2E2E2
 民主党の小沢一郎元代表は12日、鳩山由紀夫前首相を都内の個人事務所に訪ね、会談した。福島第1原子力発電所の事故を最悪の「レベル7」に引き上げたことについて「チェルノブイリ原発並みの事故なのはもともと分かっていたのに、今さら何だ」と菅政権を批判した。
 もう存在自体が嫌われている民主党。

 党内で足の引っ張りあいするより、政界再編したほうが良いと思いますけどね。

2011年4月12日火曜日

4月10日に行われたJR九州観光ウォーキングでシャッターアートとウォールアートは好評だったようです

 4月10日にJR九州の観光ウォーキングが阿久根市で行われましたが、シャッターアートとウォールアートが好評であったようです。

JR九州ウォーキング | ウォーキングコース一覧
http://www.jrwalking.com/index.cgi/disp/courseList/1

 d(・・。) の4月10日にあります、「海の町 阿久根町なかウォーク新鮮朝市を訪ねて!」のタイトルの分になります。

 観光ウォーキングのマップ(PDF)のリンクもそこにありますが、下に貼っておきます。

平成23年4月10日(日) 海の町 阿久根町なかウォーク新鮮朝市を訪ねて!
http://www.jrwalking.com/img/pdf/today/2011_spring_summer/no6.pdf

 当日158名(肥薩おれんじ鉄道利用者80名)の参加者となったそうです。

 参加者の皆様、シャッターアートとウォールアートのご見学ありがとうございました。


 もともとは、シャッターアートとウォールアートが売りの観光ウォーキングでタイトルもそうであったのですが、西平よしまさ新市長の指示で変更になったものです。

 でも、観光ウォーキングしようにも、 他に見どころのある適当なコースがありませんから、けっきょくルートは一緒のようで、阿久根港のウォールアートを見学されたかたも多かったと思います。(^_^;)

 著作権者への執拗な嫌がらせの苦情の電話やFAXがあったにも関わらず、けっきょく苦情があったのは阿久根消防署のピカチュウ1件のみでした。(ちなみにそちらも仕方無しに形式的に。)
 著作権者の皆様、アートへのご理解ありがとうございます。
 清田先生と真夏の日差しの中で頑張ったかいがありました。(^^♪

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 さて、阿久根の観光を「食」だけでアピールしようと言う西平よしまさ新市長が、「阿久根うに丼祭り」をこの時期にやってます。

阿久根市(サブページ): 阿久根うに丼祭り
http://www.city.akune.kagoshima.jp/topic/uni.html

 しかし、この事業だけですと、阿久根市内の特定のお店だけでウニ丼を食べたら、観光客はもう阿久根には用がありませんから、よそに流れて行ってしまうでしょうね。

 仮に、阿久根の七不思議などの見学に出かけたとしても、それは竹原さんの時につくった実績によるものですから、西平よしまさ新市長になってからの実績ではない。

 市税で観光客にウニ丼をご馳走するのも良いでしょうが、その後観光客に阿久根市の商店街の他の他のお店を利用してもらわないことには、何の意味も無いのですね。

 阿久根新鮮朝市も一緒で、そこで魚介類だけ買って、すぐによそに行かれちゃ何の意味も無いのです。

 商店街の活性化につなげるためには、阿久根の商店街や市内を歩いてもらわなければならない。

 そのために、シャッターアートやウォールアートがあるわけですが、それを理解できないのが西平よしまさ新市長とそれを支持した商工会議所の一部の皆様でした。

 アンチ竹原で、竹原さん憎しにシャッターアートやウォールアート事業まで否定した方々ですが、本当に阿久根の将来を考えての行動だったでしょうかね?

 阿久根市内の限られたお金だけをあてにするから、一部の利益だけを優先するようなことになる。

 観光客を呼ぶことを考えて、全体の利益を考えることを今からでも始めてみてはいかがでしょうかね。

 他人の足を引っぱるようなことをするより、観光客に楽しんでもらうことをしたほうが楽しいと思いますけどね。

官民格差の是正で得た資金で自分は市民のためにどのような事業をしたいのか?

アロン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/アロン 
モーセの協働者として
『出エジプト記』にはアロンに関する記述が非常に多い。 初め、アロンは神からモーセに会うよう命じられた。神はまた、自分は口がたたないために自信がないというモーセに対し、アロンが雄弁であることを述べ、彼と共に民を導くように命じている。アロンはモーセと共にファラオの前に出てイスラエルの民の解放を要求し、杖を投げると蛇になるなどの奇跡を見せている。また、神がファラオの心を変えるために下した十の災いにおいては、神がモーセに命じアロンがそれを聞いて杖を振ることで災いがくだされている。嫡子がすべて殺されるという災いの後でモーセたちはエジプトからの脱出を許される。エジプトを出たときアロンは83歳であった。

 モーゼは直感的な人であったようで、あまり言葉は雄弁ではなかったようです。それで、雄弁な代弁者のアロンとともに行動することになったわけです。

 竹原さんも直感的な人(悪く言えば「思いつき考えつき」の「ゆきあたりばったり」)でありますから、その辺で誤解が多い。


 と言うことで、妹さんの恵美さんが立候補されると言うことで、竹原さんのアロン役をやっていたけませんかと頼んでみました。

 要は市議会で、竹原さんの代弁者をされればよろしいのでは?と言うことです。竹原さんの言いたいことを想像して、自分なりの解釈で語ればよろしいと思うのですな。

 そうすると、精神的なプレッシャーが少しは弱まると考えた次第です。

 ただ、それだけで個性がないので、官民格差の是正をして得た資金で、自分が具体的にどのような事業を起したいかを考えて語っていただきたいと思います。

 もちろん、自分の得意とする分野の政策だけで良いわけです。

 なぜなら、竹原さんの支持者の候補者は他にもいるわけですんで、それぞれが自分のやりたいことを語れば良いわけですからね。


 単に竹原改革の支持者と言うのなら、その人には顔が無いわけです。それじゃあ、議員として魅力がないと思うのですね。

 「竹原改革を支持して官民格差の是正をします!」と言っても、「それで何をするの?」じゃ話が続かないわけです。

 官民格差の是正で得たお金を、そのまま市の職員に任せられます?

 皆が皆、無能じゃないのです。具体的なプランさえ示せば、それを実現すべく動く能力のある職員はけっこういると私は思いますけどね。

 具体的なプランを示さないから、いい加減な仕事になってしまうところもあると思うのですよね。

 適当にやってりゃ良いようなやりがいの無い仕事ばかりじゃ、誰だって金にしか興味がなくなりますし、具体的なプランを示さない議員を舐めて、自分たちがサボる口実にするでしょうね。


 さて、話はちょっと変わります。

 おバカなマスコミが、竹原改革が県議選で否定されたような物言いをしていますが、竹原改革の真髄である、「官民格差の是正」が否定されたわけじゃありません。

 おそらく、既得権益にしがみついている一部の市民にとっても「官民格差の是正」をのぞんでいるでしょうね。

 マスコミは民意と言うものがわかっていないのです。



 竹原さんの「官民格差の是正」をモーゼの十戒の石板とするなら、アロンである改革派議員のそれぞれの政策はアロンの杖のようなものです。

 市議会議員選挙を改革派議員で占めて勝利し、ファラオ西平の前にそれぞれの杖を投げてやることを想像して頑張っていただきたいと思います。

 職労がつくったファラオ西平の杖が化けた小さな蛇は、改革派議員の投げた杖が化けた大蛇に、あっと言う間に食い尽くされることでしょう。

と言うことで、最後にオチができました。(^^ゞ