さつま通信

2011年4月23日土曜日

放置された竹林を管理しながらまちづくり

 アートの仕事の合間に竹林の管理の仕事を考えているのですが、筍(タケノコ)のシーズンに竹を切るのも難なので、現在はちょっと別の仕事をしております。

 ありがたいことに、北薩方面をぐるぐると調査してまわる仕事が入ったので、竹林の状況などもついでに観て回ってます。(^_^;)


 筍の水煮の業者のところに筍を売ってるようなところは、森林環境税を利用したりしてけっこうきっちり整備されてますのであまり用はありません。

 けっきょくは放置された竹林を管理していくような感じになるのですが、継続的な竹林の利用のために竹林の整備をするなら、NPOみたいな感じで竹林の管理の仕事をまちづくりなどの事業の資金源とするようなやり方を考える必要がありそうです。

 単発的に竹山の竹を切って稼ごうと言う感じだと、枯れ竹などが竹林に野積された状態で置いてありますので、あまり片付いた感じがしませんし、後々に竹林の作業の支障となるのですな。


 ちなみに、青竹は利用価値が高いので売りようもあるのですが、枯れ竹があまり利用価値がありませんので、金にならないから竹林に野積となるわけです。

 業者によっては、土留めみたいな感じで使われていたりしますが、竹自体が腐りやすく、腐れば脆いのであまり土留めには適しているとは思えません。


 継続的な利用を考えている団体は、ウッドチッパーを利用して枯れ竹をチップ化して竹林内にバラまき、堆肥やマルチとして利用していますが、そのためには竹林内に自走式のウッドチッパーが通れるような林道をつくる必要があるのですな。

送電工事でも愛用されてる「力丸」くん
Honda|運搬機
http://www.honda.co.jp/carrier/

 上の写真のような運搬車が通れるような林道で良いので、重機などは特に必要としないのですが、継続的に竹林の利用を考えなければ林道つくりなんてやれるもんじゃありません。

 青竹を間伐してそれを売って稼ぐことと、筍を売って稼ぐこととセットで考えますと長期的には林道つくりもペイするのですけどね。

 その後の青竹の間伐と筍の収穫の作業がずっと楽になりますんで。(^_^;)


 孟宗竹の竹林は、筍の水煮の需要があるからかけっこう整備されていましたが、細い竹の竹林はほとんど手付かずのところが多かったように思います。

 でも、そのような細い竹はウッドチッパーの負担も少ないはずですんで、竹チップの形で需要があればどんどんチップ化して竹林から持ち出せば良いと思います。

 その辺の利用の仕方も今後考えて行きたいと思います。

以下、ご参考

竹の伐採方法
http://www2u.biglobe.ne.jp/~waroh/zohki-2/take-2.htm

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