さつま通信

2011年4月12日火曜日

竹原さんに不足していたこと

  県議選での敗因を考えてみることにします。


竹原氏県議選落選 前阿久根市長 議会改革訴え実らず / 西日本新聞

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2011unity/main/20110411/20110411_0008.shtml
竹原氏は昨年12月に市長リコール(解職請求)成立で失職。1月の出直し市長選でも落選し、今回、政治の表舞台への返り咲きを図った。選挙戦では「県議会を変える。官民格差を是正する」などと訴え、福島第1原子力発電所の事故についても「政治家と役所、産業界、マスコミが癒着した結果」と批判した。
 官民格差の是正は大事ですが、それで得た資金を市民のためにどう使うかを示すべきではなかったかと思います。
 県会議員と言うものを県全体の利益を考える人と認識できる人は本来ならマレな存在(ありがたいことに、公益と言うものを理解できるかたが7800人もいらっしゃったわけですが...)であり、阿久根・長島地区の利益の代表と言う考え方の人のほうが現在では一般的なはずですからね。

 県全体の利益となる政策でも、具体的であれば、自分たちの地域経済の発展も想像できるはずですから、そのような喜ばしいイメージを選挙民に伝える必要があったのではないかと思います。

 そうでなければ、自称「県や中央のパイプ役」に一般の票は流れるはずですから。

 でも、今回の県議選の運動が全くの無駄と言うことはありません。7800人もの公益を理解できる人を養成したわけですから、必ず今後の県政の改革につながっていくと思います。

しかし、市長時代に「議会は無駄」と公言、知事の是正勧告も無視し専決処分を乱発した「過去」からの県議転身は有権者に分かりにくかった。
 相変わらず、「乱発」と言う言葉を使って自分たちを正当化してる記者の情けないところは無視します。

 ありがたいことに、自治労鹿児島県本部の手先のような「桐原琢磨」氏も今回落選しましたが、自治労側の手先のような議員が、阿久根の市政改革の妨害をしていた件もあるわけですから、竹原さんが県議になれば、そのような議員を牽制することにもなったわけです。

 もちろん、竹原さんでなくても良かったわけですが、そのような人材がいなかったことを省みる必要もあると思います。 

 他に誰も立候補しようとしなかったのですから。

 「無投票で老害議員を阿久根・長島地区の議員にしたかったですか?」と聞けばどうです?

 選挙民に「考えろ!」と言っても、なかなか考える人はいません。

 ですから、きちんと事情を伝える必要もあったと思います。

 市民に考えさせることも大事なのですが、問題提起だけでは無理だと私は思います。


 そして、震災直後で福島原発の問題などで市民の心が沈んでいる時期だったわけですから、市民に明るい夢をもたせるようなメッセージを出すべきではなかったのかと...。


 と、ここまで書きましたが、すでに動き出していらっしゃるような話です。(^_^;)

 釈迦に説法であったかも知れませんが、念のためと言うことで、よろしくご理解くださいませ。

 動き続けて、成長し続けていれば、竹原さんを支持する人は不変でしょう。

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