バイオメタノールはバイオマスから科学的に合成する技術が進んでいますし、バイオブタノールはそのままガソリンの代わりに使えるほど熱量が大きかったりするのですけどね。
バイオエタノールは穀物から主につくられるわけですので利用しようにも限度があります。
はい、早い話が「アルコール燃料なんて代替燃料として役に立ちませんよ!」と視聴者に刷り込むために、バイオエタノールしか報道しないのですね。
と言うことで、とりあえずはバイオブタノールについて今回はお話いたします。
別に政治家を目指していなくても、酒飲んだ席でのウンチクなどに使える話ですので興味のある方は読んでいただきたいと思います。
2010年11月15日「バイオブタノールの効率よい精製法開発」 サイエンスポータル編集ニュース 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / SciencePortal
http://scienceportal.jp/news/daily/1011/1011151.html
エタノールとともにバイオ燃料として期待されているバイオブタノールの効率よい精製技術を産業技術総合研究所の研究チームが開発した。これで、だいぶ生産効率が良くなりまして、1リットルあたり40円程度で生産できるようになる話です。
同研究所環境化学技術バイオケミカルグループの榊啓二・研究グループ長、根岸秀之・主任研究員、池上徹・主任研究員が開発した技術は、シリカ(二酸化ケイ素)から成る分離膜を合成したのが特徴。低濃度のブタノール溶液から80%以上という高濃度のブタノールを回収できる。
ブタノール(C4H9OH)は、溶媒や燃料のほかに高分子の原料としてもよく用いられる。発熱量がガソリン に近く、既存のガソリン用のパイプラインやガソリンエンジンがそのまま使えるといった利点がある。石油から得られるが、サトウキビ、トウモロコシ、木材な どのバイオマス資源から微生物を利用する発酵法によって生産されるバイオブタノールは、地球温暖化対策として利用促進が期待されている。穀物などの過食部分からだけでなく、わらなどの食べられないところを原料としてバイオブタノールは生産ができますから効率が良いのですね。
同じようにバイオエネルギーとして期待されているエタノールより発熱量が26%ほど高く、さらにブタノールをつくる菌はバイオエタノールをつくる酵母と異なり、木、草、わらなど木質系バイオマスの主要な構成成分であるセルロースも効率よくブタノールに換える利点もある。
別に作物のわらに限られているわけでもありませんから、河川敷などの雑草を原料として生産しても良いわけですから、田畑でなければ原料がつくられないと言うものではなく、色々なところから原料を得ることができるわけです。
しかも、発熱量がガソリンと一緒ですから、現在のガソリンエンジンにもそのまま使えます。
こう言うことを多くの人が知らないから世論にならない。
多くの人にバイオブタノールのことが知られてくれば、マスコミも石油利権に金を握らされていても報道せざるをえなくなります。
ネットの情報がこれからの日本をつくります。
テレビなどの報道を鵜呑みにせず、インターネットでマスコミに自分たちが騙されていないかチェックしていただきたいと思います。
そして、呑み会の席などでおおいにウンチクとして披露していただきたいと思います。(^_^;)
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