さつま通信

2011年3月9日水曜日

「違法な専決」から「不適切な専決」へ

 気付いているかたもあると思いますが、最近新聞では「違法な専決」と言う書き方はしなくなりました。


 「不適切な専決」とか、「専決を乱発」、ちょっと気を使っているところは「専決を連発」と言う表現になってます。

 最近では竹原さんが市長時代にやった専決を違法と言うことが、どうもマズイ雰囲気になってきたと言うことですね。

 もともと専決なんてものはどこの市町村でも行われていたことですし、緊急性なんてものの定義もあいまい。

 だから、違法と決め付けて騒いだことこそが問題だったわけなんですね。

 と言うことで、投票日の直前まで「違法な専決!」と騒いでいた西平よしまさ新市長ですが、現在では「不適切な専決」と言葉を改めていらっしゃるそうです。

鹿児島県ではこの人のようなことを

「うそひぃごろ」

と申します。

 すでにリンク切れになっておりますが、読売新聞の記事でもそう書いてありました。
阿久根臨時市議会「不適切専決処分ただす」
読売新聞 - ‎2011年2月10日‎
副市長に県職員を充てる人事案を示した阿久根市の西平良将市長は10日、議員報酬の日当制を月額制に戻す条例改正案も発表した。日当制は竹原信一前市長が専決処分で決めており、西平市長は「不適切な専決処分をただす」と述べた。 教育長就任を想定した教育委員に元県立 ...
 職員に躾されたのでしょうが、「違法な専決」と言う言葉になれた西平よしまさ新市長は、臨時議会でもたびたび「違法な専決」と発言し、「不適切な専決」と言い直されたそうでございます。

 「違法」なら議論する余地は無いですが、「不適切」なら主観の問題ですから、じっくり議論すべきだったと思うのですがね?一日だけの臨時議会なんざ屁ほども役に立たない。

 マスコミや西平よしまさ新市長が「不適切な専決」と言葉を言い換えた裏には、統一地方選前に「専決」が全国の各自治体で行われると言う可能性が考えられます。

 2chで内部告発されていると思われるような、退職金特別債の起債の件がひっかかります。

 はっきり言って、退職金なんざ、緊急性を要するものではありませんから、統一地方選後の議会で決めれば良いことです。

 しかし、専決は事後に議会の承認を求めるだけで有効ですから、統一地方選後の議会では間に合わない。不適切と思うなら市長に不信任案を出さなければならないが、阿久根の場合は来年の1月までそれもできません。そのためには、議会の3/4の議員が必要ですし、住民投票によるリコールも来年の1月までできません。

 明らかに不適切な専決となると思うのですが、西平よしまさ新市長はどう動きますかね?

 阿久根だけでなく、全国の市町村の問題だと思います。注意しましょう。

1 件のコメント:

  1.  メールでご指摘がありましたので、一部修正いたしました。m(__)m

    返信削除