さつま通信
2010年12月26日日曜日
地方の農村の活性化には工業的農業は向かないと思う
d(・・。) 上は工業的農業の問題点を指摘する動画です。
もともとは、ρ(・・。) こちらのサイトにあった動画に日本語の字幕をつけたものです。
The Meatrix
http://www.themeatrix.com/
家族経営の農業を潰していきながら、工業的農業が台頭してきたと言う歴史的事実から考えてみますと、工業的農業で地方の農村部の活性化を図ろうと思っても無理な話です。
しかも、工業的農業の場合、それを始めることに多くの資金を必要としますから、誰もがやれる農業ではないわけで、UターンやIターンの新規就農者に勧められるようなものではありません。
(この辺のことを西平候補者がどう考えているか情報発信していただきたいものですが、どうも職労側の方がたは阿久根市だけのナイショ話で選挙も済ませたい感じがいたします。--;)
ゆえに、私はこれからの地方の農業政策は小規模であまり資金を必要としない農業を支援していくことを考えることが大事だと思います。
工業的農業は何もトラブルが無ければ、確かに効率の良い畜肉の生産方法であるかも知れません。
しかし、相手が家畜と言う生き物ですから、鳥インフルエンザや口蹄疫などが発生すれば、その狭い畜舎とその環境ゆえに全滅の被害もあるわけで、けっこうなリスクもともないます。
また、飼料を輸入に依存してるような場合、 穀物相場によるリスクもあるのですね。
だから、本当に工業的農業が効率が良いかどうか、けっこう疑問です。
鶏の場合、数十羽程度の放し飼いの養鶏をする農家のネットワークをつくって、そのネットワークで鶏肉を生産すると言う手段もあるでしょう。
餌はクズ野菜や鶏が勝手に探し出す虫や雑草なら、飼料のコストはかかりません。
鶏舎も簡素化して、自然養鶏みたいな感じのやりかたができれば、養鶏専門でなくても良いわけでリスクの分散もできるようになります。
それができた場合、はたして工業的農業のやり方が優れているかと言えばどうでしょうかね?
また、工業的農業でつくられた鶏肉と、自然養鶏みたいな形でつくられた鶏肉とでは、どちらに付加価値があるでしょうか?
工業的な手間がかかっていないほうが、美味さや安心と言う付加価値が発生すると思います。
今まで国や県、そして地方の行政は「大規模!機械化!」と金のかかる農業を推進してきましたが、金のかからない農業のやりかたは研究もしてこなかったように思います。(金がかからないと、天下り先が無くなりますからね。^^;)
これからの地方の農業政策は、国や県がやろうとしなかったことを考えることが大事だと私は思います。
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