http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY201009210101.html
片山善博総務相は21日の閣議後の記者会見で、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を開かずに連発した専決処分について「専決処分の要件に該当しておらず、無効だ」と述べ、市議会が承認するしないにかかわらず効力がないとの認識を示した。d(・・。) この辺の発言を、職労側の皆様が専決を違法とする根拠にしたりしています。
片山氏は会見で「専決処分は災害時など厳格に要件が決まっているが、阿久根市のケースは要件を満たしていない。そもそも(竹原市長は議会の)招集行為をしていないから違法だ。違法な状態で行った専決処分は、根っこから違法だ」と明言した。
しかし、その後議会も招集されて議員に承認を求めていますんで、いちおうクリアと言うことになってます。
ちなみに、議会が不承認の場合に専決が無効と言うことは無いので、職労側の皆様も困ってらっしゃるみたいです。
職労側議員の方がたへのメッセージとして、
また、「現行法の枠組みでも、議会が緊急避難的に自己招集することはあり得る。その議会の正当性は司法の場で認定されると思う」と述べ、議会側の対応にも不十分な点があったと指摘した。と言うものがあるのですが、専決によって被害を被った市民がいたかと言えば疑問です。
職員のボーナスや議員日当の削減で被害を被ったと言うことであれば、ぜひ司法の場で議員として告発していただきたいなと。
司法の場で今まで明るみに出なかったことも明らかになっていくでしょうから、ぜひやっていただきたいところです。
マスコミは阿久根市の専決の件について「前代未聞の事例だ!」などと報道していましたが、実際には片山総務相が過去に言われていたように、多くの自治体で普通に行われているようです。
SEKILALA&ZOWIE
http://threechords.blog134.fc2.com/?mode=m&no=301
阿久根市長の専決処分に対して「違法な状態で行った専決処分は、根っこから違法だ」と言った片山総務大臣はそもそも地方議会を「八百長と学芸会」と、こう 揶揄されており、ご本人が専決処分されたとされる情報は出てきませんが、仙波氏に「裁判官でない者が違法、無効と言うのは軽率であり、越権行為。」と反論 され、以後片山総務大臣は押し黙っております。d(・・。) 赤字にご注目。
彼が適任だと選任したのは誰か言うまでもありませんね。
では、3年前の地方改革分権委員会議事録の中で片山善博氏が地方自治体をどう認識していたのか、その一節を読んでみてください。
それから、本来、税をチェックするのが西洋での議会の発祥ですが、我が国の地方自治体の議会は、税条例を審議しないという非常に特異な、国際標準から外れた 議会です。税を審議しない議会は、本当は議会でないのかもしれないのですが、税条例の改正は毎年やっていますが、それを議会で審議している自治体は一つか 二つです。一つは鳥取県です。多くの地方自治体では多分専決処分でされていて、議会での審議は1 回もしてないと思いますが、税条例の改正を審議しない議会をもっと問題にしなければいけないと私は思っています。
ちなみに、税条例の改正で片山氏は頑張られたみたいですが、なぜか裏金づくりで処分されたこともあるお方だったりします。
片山善博 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/片山善博
2007年2月、知事就任以降に1560万円以上の裏金がつくられ、約915万円が飲食などに支出されていたことが発覚し、鳥取県から減給10分の1(1ヶ月)の処分を受けた。なお、片山は裏金作りの手法については「私の知事就任以前の問題」として調査しない考えを示し、自身の就任以前の裏金についても不問とした。民主党政権になる前から、大臣の言葉の重みなんてものは軽くなってきていたのですが、民主党になってからは、大臣の言葉の重みなんて泡(バブル)みたいなもんですね。
「教えを鵜呑みにする者は権力を腐敗させる」(ユダヤのことわざ)がございます。
マスコミも一つの権力でございますから、くれぐれも鵜呑みになさらないよう、皆様もお気をつけください。
専決を無効だ!市長の暴走だ!と言うなら、議会は不信任案を出すことでそれを阻止する義務があると思う。
返信削除職労側多数派議員はなぜそれをやらない?
川原慎一側市民グループも、議会に市長に対しての不信任案を出してもらうよう督促することからなぜ始めなかったのか?
わざわざ、金と時間のかかる市長リコール運動に突っ走った理由を知りたいところです。