さつま通信

2011年5月5日木曜日

薪ボイラーを採用する市町村の温泉施設

と~い やまのやど of 北山村 どおくとろ温泉

 「バイオマスガス化燃焼ボイラー」の記事の続きになります。

 薪ボイラーなどの温泉施設の利用は、民間だけでなく、市町村の自治体の温泉施設でも始まっているのですな。

温泉施設 エコに改装 : 和歌山 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110501-OYT8T00787.htm?from=topics_p_osaka
北山村が2億7800万円かけて改装していた「おくとろ温泉やまのやど」が完成、観光イカダの開航式に合わせ3日、オープンする。木質バイオマスボイラーを採用した環境にやさしい施設で、村は「地域振興の核に」と期待している。

温泉施設は1996年にオープン、村ふるさと振興公社が運営している。老朽化が目立つため昨年末から、村の特産かんきつ、ジャバラやイカダなどをイメージに改装していた。

温泉は源泉掛け流しで、北山川に面した露天風呂にはイカダのデッキや信楽焼のつぼ湯を配置、ジャバラを使ったオリジナルのボディーソープやシャンプー、リンスなどを備えた。

温泉の加熱には、従来使っていた化石燃料の使用をやめ、再生可能な木質バイオマスボイラー方式を採用した。近くの建屋で間伐材を燃やし熱を送る。
 豊富な間伐材などの森林資源を利用することで、源泉掛け流しなどのサービスが行えるようになったところが他にもあります。

 石油を燃料として利用した場合は、高い燃料代が負担になり、掛け流しなんてことはできません。

 そして、石油を買うお金はすぐに中央のほうに戻っていって、市町村内で循環することはありませんが、地元の間伐材などを利用すれば、その市町村の林業のほうを経由して市町村内を循環することになります。

 山村の場合は、山林が整備されることにより、それが観光資源にもなりますから一石二鳥なのですな。


 でも、県や国の顔色ばかりを伺っているような指示待ち族の市町村の公務員や市町村長では、このような事業を考えることも無いでしょうな。

 そう言う指示待ち族の公務員は、県や国の支持さえあれば、どんなくだらないことでも市町村の金を使って無駄な箱物をつくったりするのです。

 どこの市町村でも温泉を掘るような事業を行い、少ない湯量であっても巨大な温泉施設をつくり、そして、その少ない湯量で巨大な温泉施設を運営するために、どこも循環式の温泉施設をつくりました。

 その湯量に見合った小さな温泉施設にすれば、 区営温泉みたいな感じで経営して、赤字になるようなことはなかったと思うのですがね。


 自分じゃ一銭も稼いだことが無い連中が、県や国の指示さえあれば、循環式温泉の設備業者や地元の建設業者や、それとつながる政治家とぐるになって、ここぞとばかりに無駄に豪華な箱物をつくったりするのですね。


 さ~て、 阿久根の指示待ち族の市長と職員、職労側議員が今後どのような具体的な提案をされるでしょうかね?

 そう言う見方をして、今後の阿久根市政を見守っていくことも大事だと思います。


 県の指示が無けりゃ動かないような者は、普段は頭を使っていないようなものですから、それに見合った給料でよろしいと思いますんで、その政策や提案がどこから出てきたかをチェックすることも大事でしょうね。

 市町村の役所が単なる県の出先機関なら、市町村の独自採用などやめて、全て統一試験で県で採用し各市町村にふりわけりゃよろしい。

 そのほうがはるかに健全だと思いますし、無駄な人件費も削減できます。

 さらに言うなら、指示待ち族の市町村長や、自分で政策を提案できない議員もいらん。

 あたり前ですよね、自分たちが地方自治を放棄してるわけですから。

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