さつま通信

2011年6月1日水曜日

阿久根市の職員の人件費の増額についてのおさらい

一般職に属する職員の給与に関する条例
http://www.city.akune.kagoshima.jp/reiki/reiki_honbun/q707RG00000161.html

2 期末手当の額は、期末手当基礎額に、6月に支給する場合においては100分の34、12月に支給する場合においては100分の47を乗じて得た額に、基準日以前6か月以内の期間におけるその者の在職期間の次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める割合を乗じて得た額とする。 
(1) 6か月 100分の100 
(2) 5か月以上6か月未満 100分の80 
(3) 3か月以上5か月未満 100分の60 
(4) 3か月未満 100分の30
 d(・・。) この件に対する、ρ(・・。) この件の数字の意味がよくわかっていなかったのですが...、

平成23年第1回定例会議案書(PDF)
 第11条の2第1項中「第11条の4まで」の次に「及び附則第8項第3号」を加え,同条第2項中「100分の34」を「100分の122.5」に,「100分の47」を「100分の137.5」に改め,同条第3項中「現在」を「現 在。附則第8項第3号において同じ。」に改める。
 先に示した条例の「100分の34」「100分の47」 は、竹原前市長が昨年の5月末に決めたものです。

asahi.com(朝日新聞社):職員・市議らのボーナス「専決処分」で減額 阿久根市長 - 阿久根市長
http://www.asahi.com/special/101112/SEB201005280041.html?ref=reca

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は28日、職員の期末手当を約3分の1に減額し、市議と市長の賞与もほぼ半分にする条例改正を市議会に提案せずに専決処分で決め、課長会で発表した。6月1日付で施行する。総務省は昨年8月の次官通知で「地方公務員の給与の改定は性質上(緊急を要する場合に行う)専決処分になじまない」として禁じている。職員組合や議会とは協議しておらず、自治労県本部は「民間企業なら不当労働行為で罰せられる話だ」と反発している。 
 同市のボーナスは期末手当と勤勉手当(平均0.7カ月分)で構成される。今回の減額は期末手当についてのもの。告示によると、夏は給与の1.25カ月分から0.34カ月分に、冬も1.5カ月分から0.47カ月分に減額する。 
 同時に、市長と議員の賞与は、夏は1.45カ月分から0.7カ月分へ、冬は1.6カ月分から0.8カ月分に減額した。竹原市長は、減額の理由や根拠を課長会でも説明しなかったという。
関連記事:
asahi.com(朝日新聞社):阿久根市職員にボーナス支給 ほぼ全員、昨夏の4割台 - 阿久根市長
http://www.asahi.com/special/101112/SEB201006300056.html?ref=reca

 条令の内容は竹原前市長の時から変わっていなかったわけですんで、今回の議会でもとに戻して、人事院勧告に合わせて気持ちだけ削減したのですな。 

 就任初日に市職員のボーナスをもとに戻すと発言はしたものの、今回の議会まで先送りしていたと言うことになります。


 「なぜ、今回の議会まで先送りしたか?」を考えてみますと、議会リコールの住民投票と議会リコール成立後の選挙を考えてのことでしょう。

 なぜなら、自分の給料と議員給与だけは、西平よしまさ市長は議会リコール住民投票前の議会で増額してますんで。

asahi.com(朝日新聞社):阿久根市議の報酬日当制、月額制に戻す案 年額4倍超へ - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0212/SEB201102120003.html
 議員報酬の日当制は竹原信一前市長が専決処分で昨年7月から導入した。全員一律1日1万円。本会議や委員会に出席した際に支給されてきた。今回の条例案は3月1日施行予定。月額で議長が37万1千円、一般議員が26万3千円と元に戻る。
 臨時議会には、4割削減中の市長と副市長の給与を、それぞれ2割削減、1割削減に緩和し、給与を増やす条例改正案も提案する。可決されれば、市長給与は現行の月額48万円から64万円に、副市長は38万円から57万円になる。
 職員のボーナスカットの専決を「違法だ!」と騒いだからには、この時点で職員のボーナスに関する条令をもとに戻せば良かったわけなのですが、そうしなかったのは明らかに選挙対策と思われます。

 この時点で職員のボーナスをもとに戻せば、職労側議員にとって圧倒的に不利になったでしょうからね。

 「違法だ!」「違法だ!」と騒ぎながらも、選挙のほうを優先するのですから、所詮はその程度の連中のバカ騒ぎだったわけです。


 さて、公務員のボーナスは期末手当と勤勉手当の二つからなるわけですが、勤勉手当について今回の議会で触れられなかったのは、竹原前市長が条令を改正していないと言う理由もありますが、西平よしまさ市長次第で勤勉手当(約0.7か月分)はまるまる貰えると言うことです。

 阿久根市の職員は大喜びでしょうが、阿久根市民の負担はさらに増えると言うことです。

 西平よしまさ市長や職労側議員は、市民より自分を市長や議員にしてくれた職労のほうが大事なわけですから、「市民は職員様のために、それぐらいは辛抱しろ!」と言う姿勢ですから、今後も市民のための政治は行われないでしょうね。


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6 件のコメント:

  1. tomohira_mail606 から名前を変えた理由が不明ですね。

    どうも、職労側の方々は色々な名前を使いたいみたいで困ります。

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  2.  しかし、2chに出てくる文句のパターンの集大成のコメントですな。

     職労側の方々は実名でブログで反論とかしないのでしょうかね?

     それが恥ずかしいってことは、やはり自分のやってることが正しくないと心の中ではわかっているのでしょうね。

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  3. 半惚け老師 の思い込みも出たようですな。(^_^;)

    >職労側とかの意識は全くなく、知恵袋やブログの意見主張に賛同できるのは賛同し、あれっと(?)思う意見には自分の考えのような見方もあるんだよとコメントをいれているだけです。

     短時間に何件ものコメントを入れた必死さから、そのような感じはいたしませんけど。なにか?

    >個人名指しで誹謗中傷せず

     あいさつもなく、いきなり竹原教とか始めたことは誹謗中傷ではないのかな?

     とりあえず、次の記録が不都合なのだと認識させていただきますわ。

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    ※西平の行革とは
    職員給与の削減は、今のボーナスカットされた総支給額をベースに、さらに4年間で15%カットを目指します。そこからうまれた財源を活かしてマニフェストの実現に邁進します。また、地元人材の積極的活用により、より地に足のついた行政運営ができるように役所機能をアップします。
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  4. 細かいことですが、勤勉手当も減額提案されています。
    議案書 http://www.city.akune.kagoshima.jp/sigi-senkyo/gikai/gian/h23/0101t.pdf 10ページに「100分の70」を「10000分の67.5」に改め、とあります。

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  5. いけね「100分の67.5」でした。

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  6. pochiさんへ、補足の情報ありがとうございます。

     ただ、勤勉手当を減額提案したところで、査定もなく丸々もらえるようなら、結果として竹原さんの削減以下ですから、やはり公約やぶりといえますね、

     西平よしまさ氏は「話し合いの上で竹原さん以上の人件費の削減をする」と大風呂敷を広げたわけですから、それなりの誠意を見せていただきたいところです。

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