写真はスパイダーコイル式ゲルマラジオのキットです。
スパイダー式ゲルマラジオキット
http://www.kagakukyozaisha.co.jp/dbase/sp-g.html
ラジオの原点゛鉱石ラジオ(ゲルマラジオ)"キットです。クモの巣のようにコイルを巻くのがこのキットの特徴です。ベークパネルにスパイダーコイルとセラミックイヤホンの鉱石ラジオの雰囲気がたまりません。受信にはアンテナが必要です。(アースも付ければなおよし)要半田付けフロントパネルは時間が経つほど味が出るベーク製です。阿久根市のほうで、野外生活の体験学習の事業をNPOで行おうと言う動きがありまして、とりあえずアイディアだけを提供することになりました。
もちろん、さつま町のほうにもそのようなNPOがありますから、機会があれば活用できるので、さつま町のほうでも役立ちます。
基本は野外生活の体験学習ですが、つくって遊ぶと言うことは野外生活でも通常の生活においても大事なことなのですが、今の子供たちはなかなかつくって遊ぶと言う環境に恵まれていません。
モノには恵まれているのですけど、完成品の出来の良いものが安く買える時代ですから、なかなかつくって遊ぶと言うことが難しいのですね。
私(現在48歳)などが子供の頃は、 つくって遊ぶことが当たり前の時代でありまして、輪ゴムと割り箸でピストルつくったり、100円の釣りセットと竹を切り出した釣竿で釣りなどして遊んでいたわけですが、そう言うことを今の子供たちに教えながら野外生活を楽しんでもらおうと考えているわけです。
さて、ゲルマラジオですが...。
「電池が無いのになぜ音が出るの?」と子供たちは疑問に思うはずで、その「なぜ?」が大事なところなのですな。
受信した電波の電力だけで、クリスタルイヤフォンをならすだけのことなのですが、そこで電波と言うものを考えるきっかけにもなります。
ものつくりには、その「なぜ?」が大事で、その「なぜ?」が足りないから子供たちの理系離れが進むわけでもあります。
理系離れが進みますと、ものつくりと言うものに関心が行かないから、ストレートに金になるようなことばかり考えることにつながるのですな。
要は、ものができて手に入るまでの過程に関心が無くなるわけで、最終的に得られる金にしか目がいかなくなりますので、薄っぺらい人間が育ってしまうのですな。
話が脱線しました...。(^_^;)
ゲルマラジオは室内で前もってつくるとしまして、キャンプ場でゲルマラジオを聴く場合、電源はいりませんがアンテナが必要になります。
竹ざおにビニル線でも下げて、アンテナとして利用しようと考えているのですが、その竹ざおを建てることも野外体験になるのですな。
竹の切り出しから、竹ざおを建てる穴の掘り方、竹ざおの立てかたも皆でワイワイやればそれなりに楽しいものです。
そして、夜には電離層の効果でとんでくる遠くのラジオ局の音楽などを楽しむと。
また、キャンプ場の夜空を見上げりゃそこには星があるわけですから、天文学の知識がある人達が子どもたちに星座などを教えてあげても良いわけです。
安い天体望遠鏡のキットもあったりしますから、その辺で楽しんでも良いかも知れませんね。(^_^;)
このような野外体験で理科の面白さを知ることで、昔みたいに科学大好き少年少女が増えるかも知れません。
講師やアシスタントできる人は案外見つけやすいと思います。
昔の科学大好き少年少女が、現在ではこんな本を楽しんでいたりしますから、昔とった杵柄で子供たちに色々と教えてくれるでしょう。
大人の科学.net
http://otonanokagaku.net/
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昔は「初歩のラジオ」とか言う雑誌もあったのですが、まだあるのでしょうかね?
返信削除マイクロコンピュータが出た頃から、だんだんとラジオ雑誌が消えていったような。その雑誌などに色々なキットが紹介されていたのですけどね。
でも、ネットで探せば真空管のアンプのキットなどもあったりします。
ものつくり体験では、子供たちにハンダづけまで短時間で教えるのは難しいので、スパイダーコイルだけ自分で巻いてもらおうかと考えています。
そうすれば、自分でつくったラジオと言うことで愛着もわくでしょうしね。(^_^;)